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知ろう! 小児医療

からだコラム

[知ろう! 小児医療]地域の輪、親を支える

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 会の活動を始めて1年もたっていない頃だったと思います。厚生労働省と東京都庁へ行きました。

 「お母さんの活動、素晴らしいですね。これからも、頑張ってください!」とエールだけ(笑)いただき、帰宅しました。なぜ突撃したか。子どもの病気と医療のかかり方を知り、命を守ることは、とても大切なことであり、行政がすべきではないかと思ったからです。

 活動らしい活動もまだしておらず、いま思えば当然のことですが、説得力がまるでありませんでした。それから当会では、ひたすら親向けの講座を実施し、自治体とも共催するようになり、回を重ねてきました。

 市民代表として厚労省の委員に声がかかることも増えました。救急や産科医療、集中治療などの重い議題を前に、健康な子どもの医療のかかり方という問題は端に追いやられてしまうことも多くありました。しかし、昨年開かれた子どもの医療に関する検討会では、冒頭で当会の活動が紹介され、ようやく広く理解されたと実感しました。

 救急受診する患者の大半が軽症と言われる小児医療。多くの親が医療機関へのかかり方を学べば、環境は改善されます。「ゆとりある医療者」と出会い、子どもの成長や病気について学ぶことで、子育ての不安は軽減されます。少し先に親になった人が、あとに続く親を支え、地域で支え合う。そのような温かい輪の中で、親は安心して家庭で子どもをみる目を養っていくことができると思うのです。

 全国どこで子どもを授かっても、このような温かい輪を感じてほしい。私たちのような会が独自に取り組むには限界があります。そんな体制の構築に向けて、全国の行政の皆さんに今、改めてエールを送らせていただきたいと思います。

 ( 阿真あま 京子・「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」代表)(おわり)

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