文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

あなたの健康百科 by メディカルトリビューン

あなたの健康百科 by メディカルトリビューン

ジカ感染予防、「ダークカラーの服はNG」

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

五輪前に政府が呼びかけ

ジカ感染予防、「ダークカラーの服はNG」

 リオデジャネイロでのオリンピック・パラリンピックを目前に控え、政府はあらためてブラジルへの渡航を予定している人に向けてジカウイルス感染症(ジカ熱)の感染予防を呼びかけている。感染しても8割は症状が現れず、発症してもほとんどの場合、軽症で済むが、妊婦が感染すると胎児が小頭症になる可能性があるため注意が必要だ。対策の基本は、ウイルスを媒介する蚊に「刺されない」ことと「発生させない」こと。刺されないための服装選びでは、肌を露出しない「長袖、長ズボン」に加え、濃い色を避けて白または薄い色の服装を心がけると良いようだ。

沼や池よりも小さな水溜まりスポットが要注意

 ジカ熱はジカウイルスに感染した人の血を吸ったヒトスジシマカやネッタイシマカによって媒介される。また、性行為を通じて感染したという事例も報告されているという。感染しても8割は発症せず、発症したとしても症状は軽度(発熱や発疹、目の結膜炎など)で、発症後2~7日程度で回復するという。ただ、ジカ熱が流行している地域で赤ちゃんが極端に小さい頭で生まれる「小頭症」や、手足の力が入らなくなり、しびれ感が出た後、症状が全身に広がる「ギラン・バレー症候群」といった病気にかかる患者が増えていて、ジカウイルス感染との関係が指摘されているのは周知の通りだ。

 ジカウイルスを媒介するヒトスジシマカは日本でも秋田県・岩手県以南の地域で生息が確認されている。このことから、オリンピック観戦のためにリオデジャネイロに渡航した人が現地で感染し、国内にウイルスを持ち帰って感染が広がる可能性はある。

 感染を防ぐ最大のポイントは、蚊に「刺されない」ことと「発生させない」ことだ。刺されないためには、どんなに暑くても「白っぽい色の長袖と長ズボン」で「サンダル履きは回避」がベストのようだ。白っぽい色が良いのは、蚊は色の濃い物に近づく傾向があるからだという。蚊に刺されないための対策は以下の通り。

  • 1.素足でサンダル履きは避ける
  • 2.服装は白または薄い色を選ぶ
  • 3.肌を露出しないよう長袖、長ズボンを着用
  • 4.虫除けスプレーを使用
  • 5.蚊取り線香を使用
 また、ヒトスジシマカは沼や池のような広い場所よりも、植木鉢の受け皿や空き缶、古タイヤの溝など狭い水溜まりに好んで産卵するため、家の周囲を点検し、小さな水溜まりをなくすることがヒトスジシマカの発生を食い止めることにつながるという。
id=20160706-027-OYTEI50014,rev=2,headline=false,link=false,float=center,lineFeed=true

 なお、政府は妊婦に対しては流行地域への渡航を避けることを勧告。ブラジルの他、中南米・カリブ海地域やオセアニア太平洋地域、東南アジアなどでも流行している国があるため、厚生労働省の公式サイトで 流行地域に関する最新情報 をチェックしておきたい。また、妊娠していない女性が渡航した場合、帰国後最低8週間は妊娠を控えるよう呼びかけている。

 男性に対しては、渡航した場合はジカ熱の症状の有無にかかわらず、帰国後最低8週間程度、パートナーが妊娠中の場合は妊娠期間中を通じて性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えるよう呼びかけている。なお、ジカ熱感染予防でおさえておくべきポイントは、政府公報オンラインの「 お役立ち記事 」としてまとめられている。こちらもチェックしておきたい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

kenkohyakka

あなたの健康百科
あなたの健康百科はこちら

あなたの健康百科 by メディカルトリビューンの一覧を見る

最新記事