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子宮全摘手術後の尿漏れ

 子宮腺筋症と子宮内膜症のため、1月に子宮全摘手術を受けた後、尿漏れの症状が出ました。出産経験ありです。今後どう治療すればいいでしょうか。尿漏れを止める手術をしても、再発の可能性があると聞き、悩んでいます。(46歳女性)

腹圧性尿失禁 腰回りの筋肉鍛える

奥井 伸雄 よこすか女性泌尿器科・泌尿器科クリニック院長(神奈川県横須賀市)

 女性の尿漏れは、出産時に尿道の周りの筋肉が緩むことで起きます。 せき やくしゃみなど、腹圧をかける動作で尿がもれるというものです。難産だった場合、出産直後に尿漏れを起こす人が多いです。出産時の尿道の筋肉の緩みが軽い場合は、40歳代以降になって腹圧性尿失禁が表れます。

 質問者の場合、出産後、尿道の筋肉が緩む症状が軽度にあったと考えられます。子宮摘出手術の後、傷ついたおなかの組織が治る過程で尿道に体重がかかり、腹圧性尿失禁が出たとみられます。手術をしていなければ、60歳代になって腹圧性尿失禁になったケースだと思われます。

 対処法としては、まず適度な運動を続けることです。体重が尿道にかからないよう、腰回りの筋肉を鍛えるウォーキングやスクワットが有効です。体の深層部の筋肉を鍛える方法として、「骨盤底筋体操」があります。体重が重めの人は少し減量して、骨盤への負担を軽くします。

 また、手術も検討されます。人工テープを挿入し、尿道の周りを固定します。保険が利き、日帰り手術が可能です。ただし、テープの部分が感染を起こすことや、性交渉時に違和感が出ることがあります。妊娠を希望している人には手術は勧められません。

 質問者は術後間もない段階なので、1年間ほど経過観察をしたうえで、手術をするかどうかなどを改めて専門医に相談してください。

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