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知ろう! 小児医療

からだコラム

[知ろう! 小児医療]誰でもどこでも学べる場を

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 今回の連載を通じて、親が子どもの病気を知ることの大切さを伝えてきました。熱が出た時は、「熱の高さだけでなく全身状態をみて」というような具体的な観察方法から、医療者への症状の伝え方、緊急時の相談先、そして同じような治療をしても必ずしも同じ結果にならないという、医療の不確実性などです。

 特別なことではありませんが、命にかかわる、とても大切なことです。こうした知識を、妊娠したら、親になったら、誰でもが学べるように――。そんな思いで、活動をしています。

 妊娠中の母親学級や両親学級、出産後の講座で、おむつの替え方や離乳食などについて聞く機会はありますが、病気について学べる講座は限られた自治体でしか実施されていません。

 そこで、昨年末、これまでの120回3700人を超える講座実績で培ったノウハウをすべて公開し、「自治体向け医療のかかり方講座 実践マニュアル」としてまとめました。

 子どもの病気を伝える上での注意点、子どもの病気を伝えるのに最も効果的な時期と方法、参加者からの声、これまでの失敗談、今後の提言等を含めました。地域の小児科医と共同で、自治体の職員や看護師さん向けにマニュアルに基づいた研修も始めました。

 全国どこで産んでも、子どもの病気を知ることができるようになってほしい。子育てで最も不安になる、子どもが病気の時に、心配しすぎることなく乗り切ってほしいと思っています。

 子どものうちから学校で学ぶことができれば、こんなに良いことはありません。子どもが自分の身体を理解し、不調を訴えられることは、とても大切なことです。教育現場でも、子ども自身が医療のかかり方について学べるようになることを願っています。( 阿真あま 京子・「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」代表)

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