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大豆の力

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[大豆の力](2)血管を若々しく保つ

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[大豆の力](2)血管を若々しく保つ

 健康維持のため、積極的に取っている食品は? 医師対象に調べると、トップが豆腐、2位コーヒー、3位青魚、4位納豆。大豆食品が上位を二つも占めた。(日経BPメディカル研究所2015年調査)

 「畑の肉」の大豆はたんぱく質が34%、炭水化物30%、脂質20%。3大栄養素がバランス良く含まれる。食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、ビタミンなど重要な微量栄養素も豊富だ。

 「大豆は血管を若々しく保つ働きをする。心臓死の予防効果も期待されます」。武庫川女子大学国際健康開発研究所長の 家森やもり 幸男さんは、こう説明する。大豆脂質はコレステロールを含まず、血液サラサラ効果のリノレン酸も豊富だ。

 成分で注目される「大豆イソフラボン」。ポリフェノールの一種で、女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持ち、同じような働きをする。血管の細胞の遺伝子に働いて、血管を拡張し血流の流れを良くする。

 家森さんによると、米国人のカルシウム摂取量は日本人より多いが、骨粗しょう症による 大腿だいたい 骨の骨折率は日本人の2倍。女性は閉経後に女性ホルモンの分泌が減り、骨粗しょう症になりやすいが、「イソフラボンは更年期障害の症状を抑え、発生を遅らせる」。

 厚生労働省研究班の調査によると、みそ汁を毎日3杯以上飲む人は、ほとんど飲まない人より、乳がんの発生率が40%も減る。

 「25か国61地域を調べた世界調査では、大豆を食べている地域で乳がんや前立腺がんが少ない。これも、イソフラボンがエストロゲンの作用を調整しているためです。ほかのがんに対しても、イソフラボンはがん細胞が新しい血管を作るのを防ぎ、栄養供給や転移を抑える働きもしています」

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