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野菜から先に食べる「ベジファースト」…血糖値抑える新習慣、推奨へ

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野菜から先に食べる「ベジファースト」…血糖値抑える新習慣、推奨へ

生活習慣病の予防として、福井市が注目する野菜。食事の際、先に食べてもらい体質改善につなげる狙いだ(JA福井市喜ね舎愛菜館で)

 生活習慣病の予防につなげようと、福井市は今年度から、食事の際に野菜から先に食べ、血糖値の急激な上昇を抑える食事方法「ベジファースト」を推奨する取り組みを始める。

 特に20~30歳代の若い世代への普及を目指し、仁愛女子短大(福井市天池町)の学生を「ベジガールズ」に任命し、野菜を多く取り入れたレシピの開発や予防セミナーを展開する。

 市によると、市の2013年度の国民健康保険の医療費のうち、高血圧や糖尿病などの生活習慣病が3割以上に上る。

 改善を検討していた市は、近年注目されている「ベジファースト」に着目。食事で野菜や海藻をまず先に食べることで、米やパンなど、糖質を多く含んだ食材を先に食べて引き起こされる急激な血糖値の上昇を抑制できるという。肥満防止のほか、野菜の摂取量増加や満腹感が得られるなどメリットが多く、生活習慣病の予防に効果的と判断した。

 市は、大学生や新社会人など、生活のリズムが変化する機会の多い若者への普及を進めることで、将来的な抑制につなげようと計画。1日に必要とされる野菜の摂取量約350グラムのうち、不足しているとされる70グラム程度を補ってもらうため、血糖値のコントロール方法などを学んでいる同短大の「栄養研究サークル」に、小鉢一つくらいの野菜に特化したレシピの開発を依頼する。

 7月にはサークルの同短大2年生8人を「ベジガールズ」に任命し、同世代の大学生を対象にした啓発活動の先頭に立ってもらう。

 また今秋には、福井大の学生を対象に予防セミナーを開き、野菜を先に食べるメリットを紹介するほか、市内の企業にも呼びかける。市保健センターは「若者の食生活をより健康的にすることで、生活習慣病を減らしていきたい」としている。(浜畑知之)

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