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医療部長・山口博弥の「健康になりたきゃ武道を習え!」

エクササイズ・健康・ダイエット

脱力し、パワーを爆発させろ!

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 「高校時代は野球部のピッチャーだったんだけど、肩を壊しちゃってさあ。それから野球はやめたんだ」

 みなさんの周りに、こんな人はいませんか。

 若いころに野球で投球をし過ぎて、肩や肘を痛めてしまうケースを時々耳にします。テニスでも、「テニス肘」といって肘を痛めることがありますよね。ちなみに日本整形外科学会のホームページには、「 野球肘 」や「 テニス肘 」について解説が載っています。

 このように、スポーツは時として利き手を酷使することがあります。たとえ痛めなくても、腕や脚など体のどちらか一方に負担が多くかかるスポーツは、練習すればするほど、筋肉や骨格の左右のバランスが崩れていくはずです(生活に支障が出なければ問題はないのかもしれませんが)。

 たとえば同じウィンタースポーツでも、スキーが左右均等に体を使うのに対して、スノーボードは、一般的に左足が前、右足が後ろ、上半身は進行方向に向かって右を向いた半身の体勢をとって滑ります。スポーツとしてそれぞれに異なる魅力があり、どちらが優れているなどという話ではまったくありませんが、左右バランスのとれた筋肉・骨格の発達という視点のみで考えると、スキーの方に軍配が上がると私は考えています。

 では、武道はどうでしょうか。

 武道の中にも、弓道など左右均等に体を動かさないものはありますが、私が経験してきた打撃系の武道、つまり突いたり蹴ったりが主体の武道は、ほとんどが左右均等に体を動かしていました

 もちろん、人間ですから利き腕、利き足はあります。でも、相手と戦う場合、4本しかない手足を効率よく使って「受け」「突き」「蹴り」を行うためには、右の手足も左の手足も同じように器用に動かせるようにならなければなりません。

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山口 博弥(やまぐち・ひろや) 読売新聞東京本社医療部長

 1962年福岡市出身。1987年読売新聞社入社。岐阜支局、地方部内信課、社会部、富山支局、医療部、同部次長、盛岡支局長を経て、2016年4月から現職。医療部では胃がん、小児医療、精神医療、痛み治療、高齢者の健康法などを取材。趣味は武道と瞑想めいそう。飲み歩くことが増え、健康診断を受けるのが少し怖い今日このごろです。

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