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日本の高齢化率

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介護・医療の需要高まる

世界の高齢化

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お年寄りが増えると

日本はどうなっちゃうの?

 終戦直後、日本人の平均寿命は女性が61歳、男性が58歳だった。その後、医療の進歩と生活環境や食生活の改善のおかげで、今は女性がほぼ87歳、男性も80歳と延びた。ところが、生まれる子どもの数は年々減っている。その結果、日本は世界で一番早く、高齢者の多い社会になったんだ。

 全人口に占める65歳以上の割合を「高齢化率」といい、7%以上なら「高齢化社会」、14%以上は「高齢社会」と呼ばれる。7%から14%になったスピードを比べると、米国は72年、フランスは115年もかけた道のりを、日本はわずか24年でたどり着いてしまった。

 日本の高齢化率は、11年前から一度も世界トップの座を譲っておらず、今や日本人の4人に1人が高齢者だ。もしオリンピック種目に「高齢化」があったら、ダントツの金メダルだね。

 誰も経験したことのない社会の到来には、いい面とそうでない面がある。長寿はもちろん喜ばしいことだが、一方で、お年寄りを支えきれなくなる心配があるからだ。

 人数の多い団塊の世代(1947~49年生まれ)が全員75歳以上になるのが2025年。介護や医療の需要が急速に高まると予想されるが、15~64歳の現役世代は今後、一貫して減っていく。介護の担い手をいかに確保するか、増え続ける社会保障費用をどうするかは、まったなしの課題だ。

 孤立をどう防ぐかも、これからの大切なテーマになる。すでに日本では、高齢者の56%が一人暮らしか高齢夫婦だけで暮らしている。お年寄りがお年寄りを世話する「老々介護」も深刻になっている。

 解決のヒントは、きっと地域にあると思うよ。内閣府が行った60歳以上男女の意識調査によると、1年以内に趣味やスポーツなどの地域活動に参加した人は61%。「新しい友人を見つけた」「生活に充実感ができた」など、前向きな効果を実感した人が多かった。

 住み慣れた場所で、家族や仲間と支え合いながら暮らすには、どうすればいいか。地域のつながりの再生に、みんなで知恵を絞りたい。(高倉正樹)

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 「猫ピッチャー」の作者、そにしけんじさんの話「社会保障は難しいイメージもありますが、実は身近で大切な問題。若い人も含めて、自分たちの生活を考えるきっかけにしてほしいです」

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