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【患者学】病気と年金(1)障害年金 現役世代も受給

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【患者学】病気と年金(1)障害年金 現役世代も受給

社労士の助けで障害年金1級を受給したA男さん。歩行はつえを使っている(千葉市内で)

 千葉県在住のA男さん(51)は2006年、交通事故で首の太い神経を傷つけるけがを負った。左の手足に十分力が入らなくなり、仕事はやめた。

 再起に向けて歩み始めた10年、今度は心筋梗塞で倒れた。一命はとりとめたものの、息切れで体を動かすのが一層難しくなった。

 「とどめを刺された」と思ったA男さんは、通院していた千葉大学病院(千葉市)の医療相談室に立ち寄った。そこで初めて「障害年金がある」と教えられた。

 障害年金は、病気やけがで生活や仕事に支障が生じた場合に支給される。支給3か月前に案内が届く通常の年金と違い、患者が請求しないと受給できない。

 A男さんは日本年金機構の千葉年金事務所に行った。受給には、けがや病気で初めて受診した日からさかのぼって年金保険料を一定期間納めている必要がある。事務所で確認してもらうと、要件を満たしていた。

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