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不倫?婚外恋愛?「世間には理解しがたい私たちの関係」(上)続けていた夫との関係も限界に

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不倫?婚外恋愛?「世間には理解しがたい私たちの関係」(上)続けていた夫との関係も限界に

 次は、互いに家庭がある男女が、 () かれ合い、10年間、お付き合いを続けている関係です。中部地方のその女性(47)は、妻から長年拒否されて、外にパートナーを見つけた男性の体験談「 セックスレスに悩んでいた男性(上)偶然目にした妻のメールに…… 」「 セックスレスに悩んでいた男性(下)年下女性と婚外恋愛…『彼女こそ人生のパートナー』 」を読み、「私もあの方の気持ちがわかります。私は自分のしていることを肯定するつもりはない。でも、こんな関係もあるのだということをわかってもらいたいのです」と、メールで連絡を取ってきてくださいました。

 取材を受けて下さることになり、待ち合わせ場所の地元の飲食店に現れた女性は、トレーナーにスカジャンをカジュアルに着こなした若々しい姿でした。「私は彼と出会ってからきれいになったと思います。彼は私に自信をくれたのです」。この10年の経験を話してくれました。

◆◆◆

  約30年前、女性は、以前働いていた会社の同僚として7つ上の夫と出会いました。自分よりも10センチ以上背が低く、見た目も好みではなかった夫をなぜ好きになったのか、今ではもう思い出せません。20歳だった女性はある日、仕事が終わったのに、もう一度会いたくなって、職場に引き返しました。そこに会社の上司がたまたま現れて、「3人で飲みに行こう」と誘ってくれたのが、初めて夫とじっくり話をした機会でした。その席で、酔った勢いもあってか「好きです」と思いを伝え、二人は付き合うことになりました。

 夫は交際中も「好きだ」とか「きれいだ」などの甘い言葉は言わない人で、女性は常に自分が先回りして、相手の希望をかなえようと動いてしまうところがありました。1年もたたないうちに結婚を決め、その直後に妊娠がわかりました。同居することが決まっていたしゅうとめは、世間体が悪いと思ったのか、「 () ろしなさい」と命令してきて、女性は驚きました。

 「結婚も決まっているのに、二人の子を産まないなんて選択はない」と抵抗しましたが、夫は両親に何も言ってくれません。結局、子どもは産むことは譲らず、おなかが大きくならないうちに式の日取りを早めて結婚し、半年後には長女が生まれました。

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岩永直子(いわなが・なおこ)

1973年、山口県生まれ。1998年読売新聞入社。社会部、医療部を経て、2015年5月からヨミドクター担当(医療部兼務)。同年6月から2017年3月まで編集長。

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