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[すっきり生活](3)捨ててから買う心構え

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[すっきり生活](3)捨ててから買う心構え

 大事なものをなくす。それを捜すのに時間がかかり、疲れはてる。片づけが苦手なADHD(注意欠如・多動性障害)の傾向を持つ「ADHDタイプ」の人たちに、よくあることだ。

 例えば、家の鍵。玄関を開けたとたん、役目を終えた鍵の存在は頭から消えてしまう。着替えや食事、テレビなどに意識が向き、どこに鍵を置いたかは忘れる。片づかず、ものにあふれた部屋なら、鍵を見つけるのに大変だ。

 ADHDタイプの人たちが苦手なのが、捨てること。ものの量が収納スペースを超えているから、床にもあふれ、どこから手を付けたらよいか、わからない。

 「捨てるのは、少し罪悪感がある。ADHDタイプの人たちは『いる、いらない』を基準にすると捨てられないので、とっておいても『使えるか、使えないか』で判断しましょう。大切なのはものではなく、快適な生活です」。精神科医の司馬理英子さんはこう指導する。汚れていないものなら、だれかにあげるか、バザーに出すのもよい。

 ものを増やさないのも大事。「一つ買ったら、一つ捨てる、と言われるが、ADHDタイプの人たちはまず不用なものを捨ててから、買う心構えが肝心です」

 司馬さんは通院する患者に、片づける部屋の「ビフォー&アフター」の写真を撮ることを提案している。「ここまできれいになった」と確認できて感激し、やる気が出るという。

 「片づけは無理とあきらめず、自分の脳のくせとうまく付き合いながら、今よりベターな“すっきり生活”を目指してください」(斉藤勝久)

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