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佐々木栄記者のスポーツと健康のツボ

エクササイズ・健康・ダイエット

新体操・村田由香里さん…体重管理とパフォーマンスの両立に苦しむ

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新体操・村田由香里さん…体重管理とパフォーマンスの両立に苦しむ

新体操で2度、五輪に出場した村田由香里さん

 リボンやフープを自由自在に操り、美しくダイナミックな舞いで魅了する新体操。リオデジャネイロ五輪に向け、ますます力を付けている日本代表チーム「フェアリージャパン」も注目されています。この競技で2度の五輪に出場し、全日本選手権個人総合で6連覇を果たした日本体育大学助教の村田由香里さん(34)が2月、同大学のシンポジウムで講演し、現役時代を振り返りました。新体操と言えば、手足が長く、すらりとした体形に目を奪われる人も多いと思いますが、村田さんは、よいパフォーマンスと体重管理を両立させることに「相当、苦しめられた」と言います。

 最も大変だったのはシドニー五輪(2000年)に向かう18歳の1年間。実家でしっかりバランスよく食べていた食習慣が、大学入学後の一人暮らしで崩れたのが発端でした。「きれいな体形でいなければ」という思いも強く、五輪までに5キロ体重が減り、当時、身長165センチに対し、体重43キロ、体脂肪率9%。貧血で立ちくらみに襲われ、心身ともにギリギリの状態の中、何とか乗り切ったと言います。この苦い経験が転機となり、食生活や体重管理法を見直し、その後の全日本での6連覇、アテネ五輪出場へと道を開きました。

 現在、同大学の新体操部監督、日本体操協会の強化本部員として指導。自らの体験を踏まえ、「選手自身が知り、気づき、考えることが大切」と強調します。今回はまず、「正しい知識が選手を救う」と題して行われた村田さんの講演の要旨を紹介します。

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yomidr 佐々木イラスト

佐々木栄(ささき・さかえ)

 1978年、兵庫県生まれ。2002年、読売新聞社入社。福山支局、大阪社会部などを経て、13年から医療部。大阪社会部では連載「約束~若年性乳がんを生きて」「性暴力を問う」などを担当。医療部では、がん、臓器移植などを取材している。小学~高校は陸上競技に熱中した。右肩に脱臼癖がある。

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