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笑いヨガ(上) 呼吸の筋肉使い運動

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笑いヨガ(上) 呼吸の筋肉使い運動

大阪・中之島の河川敷で開かれた「笑いヨガ」の集まりで、参加者はみんなで豪快に笑い合う

 「アッ、ハッ、ハッ。アーー、ハッハッハッ」

 3月下旬、桜もほころび始め、爽やかな春の青空が広がった大阪・中之島の河川敷に、大きな笑い声と元気な手拍子が響き渡った。

 毎月第4土曜日の午前に、府立中之島図書館の近くで開かれている「笑いヨガ」の集まり。臨床心理士の中村 経子のりこ さん(41)が講師になって、十数人の中高年に「笑い方」を指導していた。

 中村さんが「電話で楽しい話をしている感じで」と合図。すると全員が、携帯を耳に当てるポーズで声を出して笑い合った。「ライオンのように」と言えば、みな口を開けて舌を出し、互いに豪快に笑う。

 中村さんが即興で次々と繰り出す合図で、40秒ほど笑い続ける。休憩を取りながら1時間ほどで終了した。

 笑いヨガは、「笑い」と「ヨガの呼吸法」を組み合わせたエクササイズだ。1995年にインドの医師が開発し、世界100か国以上に広がっているという。

 中村さんは「面白いことがなくても、まずは声を出して笑うのが重要なのです。呼吸に使う腹から胸、ノド、顔の筋肉が動き、結構な運動になります」と話す。

 常連の大阪府豊中市のタレント、太田照政さん(77)は「笑うと元気が出るし、笑えばケンカもない。仲間と楽しむことも健康の 秘訣ひけつ かな」と常に笑顔。理由なく笑ううち、みな本当に明るくなっていった。

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