最新医療~夕刊からだ面より
医療・健康・介護のニュース・解説
気管・気管支軟化症…気道補強 薬物療法も期待
空気の通り道である気道が未発達な赤ちゃんは、「気管・気管支軟化症」という病気を発症することがある。呼吸が止まるほど症状が重い場合、気道を丈夫にする手術が行われる。床ずれの治療薬を用いた臨床試験の準備も進められている。(利根川昌紀)
口や鼻で吸ったり吐いたりした空気は、喉の辺りを通る気管や、肺につながる気管支を流れる。気管や気管支は、胸骨側にある馬てい形の軟骨と、背側の「膜様部」と呼ばれる筋肉などでできている。
生まれつき心臓の異常などがある赤ちゃんは、気道の構造も弱い場合がある。成長とともに改善することが多いが、息苦しさを改善しようと、力を込めた呼吸を繰り返していると気道がつぶれてしまい、「気管・気管支軟化症」を発症する。犬がほえるような 咳 が出たり、肺炎を繰り返したりするようになる。重症になると呼吸や心臓が止まる。
この記事は読者会員限定です。
読売新聞の購読者は、読者会員登録(無料)をしていただくと閲覧できます。
読売新聞販売店から届いた招待状をご用意ください。
一般会員向け有料サービスは2020年1月31日をもって終了いたしました。このため、一般会員向け有料登録の受け付けを停止しております。
【関連記事】