ニャるほど!社会保障
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人生のリスクにおける社会保障
ピンチ救う 安全網色々
これからの人生
自力で乗り切れない
困難にぶつかっても
大丈夫かしら?
だれしも健康で自立して暮らしたいと考えているよね。でも、長い人生には思いがけないトラブルに直面することもある。ピンチを救い、安心して暮らせるよう、国は、社会保障制度の網を張り巡らせている。
高校生を出発点に制度とのかかわりをみてみよう。 就職して結婚、子どもが生まれれば、予防接種を無料で受けたり、子どもを預ける保育園を利用できたりする。離婚して一人親になった時には児童扶養手当、仕事中にけがをした時は、無料で治療を受けられる労災保険がある。
会社が倒産して仕事を失った時は雇用保険が頼りになり、賃金の一部が受け取れる。再就職がかなわず、収入が途絶えたら大変。本当に困った時には生活保護の出番。最低限必要な生活費を受け取れる。貧困に陥るのを防ぐ最後のとりでだ。
年を取って退職すると、年金が老後の生活を下支えしてくれる。長生きしても、亡くなるまでずっともらえる。自分や親が病気やけがをした時は、医療保険が支えてくれる。治療代や薬代などのお金の心配をせずに、必要な医療を受けられる。介護が必要になった時にも、介護保険を使って、ヘルパーが食事や着替えなどを手助けしてくれる。
社会保障制度は人生のリスクに備えた安全網といえるよ。(野口博文)
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