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人生のリスクに備える仕組み

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お金出し合い助け合う

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私たちの暮らしを支えてくれる
「保険」って、どういう仕組みなの?

 病気になったり、失業して生活費が足りなくなったり……。人生で直面する様々なトラブルは、いつ、誰に起きるか、予測がつかないもの。貯金をして備えていても十分じゃない場合もあるし、もし高校や大学を卒業したばかりの時に事故に遭えば、とても一人では対処できないよね。

 そんな時に頼りになるのが「保険」という仕組みだ。国や自治体など公的機関が運営するものを「社会保険」と言って、みんなが少しずつお金(保険料)を出し合い、失業や病気などで困った人に、そこからお金や医療サービスなどを支給して助けるんだ。つまり「困った時はお互いさま」という考えに基づく備えだね。これなら若い時にピンチを迎えても、支援が受けられて安心だよね。

 社会保険は、リスクの違いに応じて5種類ある。病気に備える「医療保険」、失業した人にお金を支給する「雇用保険」。高齢で働けなくなった人や、稼ぎ手の親が亡くなった時に遺族に支給する「年金」も、その一つ。「介護保険」「労災保険」というのもある。

 保険というと、テレビのCMでよく見る生命保険やがん保険などもあるよね。これらは「民間保険」と言って、社会保険とは少し違うんだ。

 民間保険は、民間企業が運営し、加入するかどうかや、どこの会社のどんな保険を選ぶかも、個人の自由だ。これに対し、社会保険は「全ての人の健康を守り、老後の暮らしが困らないように」と、50年以上も前に法律で国民に加入を義務付けているんだ。

 それに、民間保険では、高齢や持病がある人は「治療や手術が必要になりやすく、保険からお金を支給する確率が高くなる」として、加入を認めてもらえなかったり、高い保険料を求められたりする場合がある。

 一方、社会保険は支え合いが理念だから、保険料は病気になりやすいかどうかなどに関わらず、原則、その人の稼ぎなど支払い能力に応じて決められている。高齢でも加入し続けられ、万一の時にできるだけ必要な支援が受けられるように設計されているんだ。

(辻阪光平)

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 「猫ピッチャー」の作者、そにしけんじさんの話「社会保障は難しいイメージもありますが、実は身近で大切な問題。若い人も含めて、自分たちの生活を考えるきっかけにしてほしいです」

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