在宅訪問管理栄養士しおじゅんのゆるっと楽しむ健康食生活
健康・ダイエット・エクササイズ
栄養学は予防医学です。ただし、ゆるっといきましょう
ヨミドクターをご覧の皆さま、はじめまして。仙台市で在宅訪問管理栄養士として活動している、塩野崎淳子(しおのざきじゅんこ)と申します。少し名前が長いので、略して「しおじゅん」と呼んでください。
大阪生まれ東京育ちで、結婚を機に仙台に移り住んでから10年が経ちました。大好きな杜の都から、「ゆるっと楽しむ健康食生活」と題して、日々の仕事の中で感じたことや、皆様の食生活に役立つ情報をお伝えしていきたいと思っています。
◇
私の仕事は在宅療養を受けている方を訪問し、食事や栄養に関する相談を受けたりアドバイスをしたりすることです。管理栄養士と聞くと、「あれは食べてはだめ、これもだめ。お酒も控えましょう」などと言われる、「ちょっと面倒くさい人」という印象はありませんか。
「栄養指導」という言葉自体、少し上から目線な印象で、私はあまり好きではありません。「食事療法」と、「生活を潤す食の営み」のバランスを上手に保ちながら、その人が自立した食生活を送られるようにサポートするのが、管理栄養士の仕事だと考えています。
「ビールが美味しくてやめられないんだよね~!」という方には、すかさず「わかります~! 私もキンキンに冷えた生ビールと手羽先が大好きなんですよねぇ~」と言うと、表情がパアッと明るく変わるのを感じます。
そして「あなたに、今よりも健康になってほしい。でも我慢ばかりでなくて、食生活を楽しんでほしい」という気持ちをまず伝え、「なんのために健康になるのか」という目的を共有し、その方が実践可能なアドバイスをします。それによって、患者さんの意識が変わり、自発的な食生活の改善につながっていくのです。もちろん、全てがうまくいくとは限りませんが、「押し付け栄養指導」はしないように心がけています。
◇
1 / 3
【関連記事】
※コメントは承認制で、リアルタイムでは掲載されません。
※個人情報は書き込まないでください。