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知ろう! 小児医療

からだコラム

[知ろう! 小児医療]親と医師 互いに思いやりを

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 子どもの病気で親ができることの一つに「伝達」があります。救急隊員に、医療者に、子どもの状態を的確に伝えるため、心を開いて正直に相談してみましょう。かかりつけの先生と関係を築くことも大切です。

 「親が勝手に薬を飲ませない」という話も聞きますが、かかった時間やお金を考えても残念です。飲ませたくないなら、その気持ちを伝えてみる。親の希望がすべて通るわけではないですが、他の引き出しがある場合もあります。

 「薬は使いたくありません」とせずに「できれば…」という姿勢も大切です。医師にとっては一度患者に出した案を他のものに変えることになるのですから。

 病院、特に救急の場面では、受診が早すぎる、遅すぎる、と怒られることもあります。疲れている親はもちろんがっくりしますが、「このくらいだったら来なくてよかったんですね」「では、どんな様子のときに来ればよかったんでしょう?」と次につなげられるようになるといいですね。

 経験して、つかんでいく。子どもがぐんぐん成長していくように、親も成長していくことができるのです。こうして得た「医療のかかり方」は生涯、役立ちます。子どもが病気の時の状態を記録する「からだノート」について前回お知らせしましたが、おじいちゃん、おばあちゃんにも、ぜひ、作ってあげてくださいね。

 医師には「ただでさえ頑張っている親を否定しないで!」「いったん受け止めて」「怒らないで」とお願いしています。あまりの忙しさに、先生方自身も望まない対応をしてしまうこともあるのだと聞きます。

 相手の気持ちを思いやれると診察はぐっとうまくいくようになります。親も医療者も子どもを守りたいのは一緒。大切なパートナーです。( 阿真あま 京子・「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」代表)

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