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透析患者の紹介巡る汚職、元医長に懲役2年求刑

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 名城病院(名古屋市)の人工透析治療患者の紹介を巡る贈収賄事件で、収賄罪に問われた同病院の元医長赤沢貴洋被告(41)と、贈賄罪に問われた名古屋市の医療法人「光寿会」の元理事長多和田英夫被告(64)の公判が15日、名古屋地裁であった。検察側は「患者を金銭で売り買いするに等しい行為で非常に悪質だ」として、赤沢被告に懲役2年と追徴金約263万円、多和田被告に懲役1年6月を求刑した。弁護側は執行猶予付きの判決を求め、結審した。

 検察側は、起訴されただけでも約2年半の間に計22回、賄賂の授受があったとし、賄賂授受の対象となった紹介患者は47人に上ると指摘した。

 この日は被告人質問も行われ、赤沢被告は「光寿会以外にも、6~7の医療機関から接待を受け、500人以上の透析患者を紹介した」と証言した。

 また、光寿会側からの賄賂はすべて、自身のバンド活動に使ったことを明らかにし、「認識が甘かった。反省している」と述べた。

 多和田被告は「(経営する病院に)一番近い名城病院からの紹介が少なかったので、紹介を増やそうと赤沢被告に声をかけた」と動機を述べた。

 起訴状によると、赤沢被告は、人工透析治療患者らを光寿会傘下の病院や診療所に転院させた謝礼として2013年4月~15年10月、多和田被告から計約263万円を受け取ったとされる。

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