よりぬきクック・ブック
健康・ダイエット・エクササイズ
ピーマンとセロリのきんぴら
セロリのおかずで鎮静・食欲増進 ・ 疲労回復
特有の香りが特徴のセロリ。香り成分は40種類に及びます。そうした香り成分のひとつ・ピラジンには、血流を改善する効果があるといわれます。また、葉に含まれる香り成分のアビオイルは、精神を落ち着かせる効果や食欲増進効果、疲労回復効果があるといわれています。
栄養成分ではカリウムを多く含みます。カリウムは、ナトリウムの排泄を促し、血圧を正常に保つ栄養素。筋肉の中ではエネルギー産生に働き、筋肉の動きをよくします。脳や肝臓、心臓、腎臓にも多く、こうした臓器の筋肉の働きを正常に保つなど、大切な役割を担っています。カリウムは水溶性なので、生食や炒め物にすると効率よく取れます。
炒め物にすると香りがやわらぎ、セロリの青くささが苦手な人にもおすすめ。炒めても、かさが減らない点もお弁当のおかず向き。甘辛いきんぴら風の味つけで、ご飯のおかずによく合います。
[ 作り方 ]
(1) 下ごしらえをする
セロリは筋を除き、茎は厚さ5mmの斜め切り、葉は粗く刻みます。ピーマンは縦半分に切ってヘタと種を取り、縦に幅5mmに切ります。
(2) 炒める
フライパンにゴマ油を入れて強火で熱します。(1)のセロリの茎を入れて2~3分炒め、次にピーマン、セロリの葉を加えてさっと炒めます。
(3) 調味する
(2)にAを加えて、汁気がなくなるまで2~3分炒め合わせます。仕上げにゴマ、カツオ節を加えて混ぜます。
◇ ◇ ◇
調理指導 ■ 小林 まさみ
こばやし まさみ/料理研究家。ビギナーにもかんたんに、手早く作れておいしいレシピで人気。オフィシャルサイト「ひといき。」(http://masami-kobayashi.com/)では料理や日々の暮らしに関わる身近な情報を発信。著書に『 おかずだね 』(主婦と生活社)、『 簡単! すぐ作れる! ひとりごはん教室 』(エイ出版社)他多数。アシスタントの義父・まさるさんは、シニア料理研究家としても活躍中。
【関連記事】