堀知佐子の「美食でアンチエイジング」
健康・ダイエット・エクササイズ
タケノコ土佐煮
春が旬のタケノコはカロリーが低く、食物繊維が豊富です。カリウムも多く含んでおり、体の水分バランスを整え、ナトリウム(塩分)の排出を促す作用から、むくみの解消、高血圧の予防に効果的といわれています。タケノコをゆでた時、タケノコに付着している白い粉はチロシンというアミノ酸です。神経の伝達物質や、甲状腺ホルモンを作り出す働きがあり、疲労回復にも役立ちます。またこのチロシンは、やる気物質と呼ばれるホルモンドーパミンの原料でもあり、心身のバランスを保つために欠かせない物質です。加齢とともにドーパミンの分泌量が減少すると、仕事への意欲が薄れたり、不定愁訴になったりするといわれています。
チロシンは、ドーパミンの分泌を高める作用があるので、タケノコを積極的に食べることで脳の活性化も期待できます。土佐煮というのはカツオ節のうま味を効かせた煮物のことで、タケノコやゴボウ、フキなどを、削りガツオをたっぷりと使った煮汁で煮て、仕上げに粉ガツオをまぶした物です。高知県(土佐)がカツオの本場であることから、カツオ節を使った料理を土佐煮、土佐あえ、土佐まぶしなどといいます
[ 作り方 ]
(1) ヌカを入れた湯に、皮ごとタケノコをいれ、竹串が通るまで柔らかくゆで、そのまま冷まし、皮をむいて再度水からゆで、食べやすい大きさに切る
(2) 鍋に水とタケノコを入れて沸騰したらしょうゆとみりん、カツオ節を入れて水分がなくなるまで煮上げる
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