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堀知佐子の「美食でアンチエイジング」

[ きょうの健康レシピ ]

健康・ダイエット・エクササイズ

タケノコ土佐煮

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タケノコ土佐煮

 春が旬のタケノコはカロリーが低く、食物繊維が豊富です。カリウムも多く含んでおり、体の水分バランスを整え、ナトリウム(塩分)の排出を促す作用から、むくみの解消、高血圧の予防に効果的といわれています。タケノコをゆでた時、タケノコに付着している白い粉はチロシンというアミノ酸です。神経の伝達物質や、甲状腺ホルモンを作り出す働きがあり、疲労回復にも役立ちます。またこのチロシンは、やる気物質と呼ばれるホルモンドーパミンの原料でもあり、心身のバランスを保つために欠かせない物質です。加齢とともにドーパミンの分泌量が減少すると、仕事への意欲が薄れたり、不定愁訴になったりするといわれています。

 チロシンは、ドーパミンの分泌を高める作用があるので、タケノコを積極的に食べることで脳の活性化も期待できます。土佐煮というのはカツオ節のうま味を効かせた煮物のことで、タケノコやゴボウ、フキなどを、削りガツオをたっぷりと使った煮汁で煮て、仕上げに粉ガツオをまぶした物です。高知県(土佐)がカツオの本場であることから、カツオ節を使った料理を土佐煮、土佐あえ、土佐まぶしなどといいます

[ 作り方 ]

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(1)  ヌカを入れた湯に、皮ごとタケノコをいれ、竹串が通るまで柔らかくゆで、そのまま冷まし、皮をむいて再度水からゆで、食べやすい大きさに切る

(2)  鍋に水とタケノコを入れて沸騰したらしょうゆとみりん、カツオ節を入れて水分がなくなるまで煮上げる

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ヨミドク健康レシピ_堀知佐子の「美食でアンチエイジング」profile写真

堀知佐子(ほり ちさこ)

調理指導師協会会長。
管理栄養士・食生活アドバイザー・調理師。
日本抗加齢医学会正会員。
ミールプロデュサー(食に関する企画・制作)として飲食店・中食事業のメニューアドバイスや食生活全般における指導など、大手食品会社、飲食店など顧問多数。また京料亭「菊乃井」の中食事業を1999年に立ち上げ、現在6店舗展開。東京・渋谷区千駄ヶ谷のブラッセリ―「Le Rire(ル・リール)」ではオーナー兼シェフとして活躍。
著書に「毎日おいしいアンチエイジングクッキング 素材選びと調理.法」(講談社)、「みそと野菜でアンチ エイジング」(神宮館)など。

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