わたしの医見
医療・健康・介護のコラム
主治医の励まし
山口県光市 自営業 75
60歳の時、胃の検診で精密検査が必要と告げられた。自覚症状もないので放置していたら、2年後に胃がんと診断されて手術をすることになった。
胃の大部分を切除し、術後4~5日は苦しかったが、私がマラソンを趣味にしていることを知った主治医は「来年、ホノルルマラソンに行きましょう」と激励してくれた。
翌日から、その言葉を支えに点滴をしながら院内を歩き回った。抜糸後は屋外を毎日散歩し、体力回復を心がけ、約1か月後に退院。毎日5キロのウォーキングを日課に、手術後に起こりやすい体重減少と闘いながら、手術翌年のホノルルマラソン完走を果たした。
今も仲間との運動を楽しんでいる。あの時の医師の一言があったからこそ、元気に過ごせると実感している。
【関連記事】
優しい先生ですね
モツ焼きLOVE
治療をしっかりしてくれたら御の字ですけれども、さらに踏み込んで希望を与えてくれる先生は貴重です。ちょっとした言葉はどれほど患者を勇気づけるのか、...
治療をしっかりしてくれたら御の字ですけれども、さらに踏み込んで希望を与えてくれる先生は貴重です。ちょっとした言葉はどれほど患者を勇気づけるのか、お医者さんにぜひ知ってほしいですね
つづきを読む
違反報告