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[コーヒーと健康](2)変化する成分に注目

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[コーヒーと健康](2)変化する成分に注目

 コーヒーの有効成分で、眠気覚ましになるカフェイン。栄養ドリンクや鎮痛薬などに入っている。コーヒーが“語源”のためか、コーヒー好きを困惑させる事故が、昨年末に報告された。

 カフェインを含む清涼飲料水「エナジードリンク」を大量に飲んだ若い男性が、カフェイン中毒で死亡。国内初で、カフェインの大量摂取に警鐘を鳴らした。

 「でも、カフェインは肝臓病に効果があるし、片頭痛対策にコーヒーを薦める病院もある。ただ、飲むと気分が悪くなる人や、体質から、飲まない方が良い人もいます」。東京薬科大学名誉教授で、「コーヒー博士」と呼ばれる岡希太郎さんはこう話す。

 カフェインの過剰摂取を避けたいのが、妊婦と授乳中の女性。「母体と胎児に影響し、早産や低出生体重のリスクが高まる恐れがある。コーヒー抽出液からカフェインを除いた『デカフェタイプ』のインスタントコーヒーに」と岡さん。

 カフェインは細胞の中のカルシウムを排出してしまう。骨粗しょう症の人も避けた方が良い。「不安なら、カルシウムたっぷりの牛乳を入れて飲みましょう」

 コーヒーは生豆を 焙煎ばいせん する時、煎り方で成分が変わる。ポリフェノールのクロロゲン酸は熱に弱く、糖尿病など生活習慣病や、老化予防には浅煎りが良い。

 豆が黒くなるまで深煎りすると、熱が加わる。生豆に多く含まれるトリゴネリンは、熱で変化して、血中の脂肪を減らし動脈硬化を予防するニコチン酸(たばこのニコチンとは無関係)や、気分を和らげ胃に優しいNMP(N―メチルピリジニウムイオン)ができる。カフェインは熱で変化しない。

 「私は健康成分をすべてとるため、両方の豆を1対1で『成分ブレンド』しています」

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