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介護・シニア

見学施設の絞り込みに…高齢者向け住宅検索サイト

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見学施設の絞り込みに…高齢者向け住宅検索サイト
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 有料老人ホームや介護施設などを選ぶための検索サイトが注目されている。高齢者向けの住まいは、サービス内容や価格帯など種類も数も増えており、入居先候補を絞るのも一苦労だ。施設見学前の情報収集の手段として、各サイトの特徴を踏まえて賢く利用したい。

 横浜市内に住む男性(66)は、都内で一人暮らしをする80歳代の母親が介護を受けながら最期まで暮らせる施設を、インターネットで探している。「専門の検索サイトも複数あり、仕事の合間や帰宅後に様々な施設をチェックでき、視野が広がる」と話す。

  ■便利な特徴

 高齢者向け住宅の検索サイトは100種類ほどあり、主要なものは、住所から近隣の施設を表示するだけでなく、予算や身体の状態などを入力すると条件に合う施設を選ぶことができる。入居者の平均年齢や夜間の職員配置などの細かな情報に加え、利用したいサービスに応じた月々の支払額を見積もる機能を備えたものもある。

 そうした中で、「入居者の本音も知りたい」という声に応えたのが、リクルート住まいカンパニーの検索サイト「SUUMO(スーモ)介護」だ。2014年12月にスタートし、入居者本人と家族だけが書き込める「利用者の声」が読めるのが特徴。施設側が内容を編集することはできない。

 「人手不足なのか以前ほど目が行き届いていない」「スタッフの入れ替わりが多く不安だ」――。掲載されている利用者の意見は手厳しい。だが、運営する施設を掲載している事業者は「我々にとっても利用者の本音が聞けるよい機会。サービスを振り返ることで、職員や施設運営の質の向上につながる」と話す。

 現在は東京都内の約100施設での試験運用だが、サイトの閲覧数は1年で2倍超となり、今後、全国に対象を拡大するという。

 全国3万2000件以上の施設が検索できる「HOME’S介護」は、多彩な絞り込み機能が好評だ。閲覧数は月550万回超で、利用者数は群を抜いている。

 「人工透析でも入居できる施設」など、抱えている病名から対応施設を探せるほか、「ペットと住める施設」などユニークな条件での絞り込みも可能。運営するライフルシニア社の薄葉元紀さんは「希望条件に合う施設を複数見学するのが入居後に後悔しないコツ。自分に合った見学先を効率的に探してほしい」と話す。

 一方、厚生労働省が都道府県と連携して運営する「介護サービス情報公表システム」は、施設から報告される詳細な情報が強みだ。

 職員の前年度の退職者数や経験年数ごとの人数、看護師や介護福祉士などの資格を持つ人数が確認でき、サービスの質を推し量れる。施設情報を並べて表示し、比較しやすい機能も備えた。都道府県によって更新頻度に差はあるが、全国の施設が公表対象だ。

  ■情報に課題も

 様々な検索サイトが充実してきたが、課題もある。まず、施設からの一方的な情報がそのまま掲載されているケースがある点だ。写真が何年も前の新築時のものだったり、有資格者数の情報が更新されていなかったりする。また、リクルート住まいカンパニー事業開発室の鈴木暢さんは「どんな情報を、どのように表示すればより使いやすくなるのか、まだ改良の余地がある」と打ち明ける。

 有料老人ホーム・介護情報館(東京都)の中村寿美子館長は「ネットの検索サイトは、基礎情報を得るために大変有用だ。ただ、サイトに載っているからといって、質が担保されているとは限らないので注意が必要。必ず自分で見学して確認することが大切だ」とアドバイスしている。(大広悠子)

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