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冬のかゆみ

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[冬のかゆみ](3)かきたい時は別の行動を

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[冬のかゆみ](3)かきたい時は別の行動を

 かゆいと、どうしてもかいてしまう。だが、かく行為は自ら肌を傷つけることにほかならない。

 小林皮膚科医院(東京・西日暮里)院長の小林美咲さん(64)は、皮膚をかき過ぎて、症状を悪化させた患者を多く診察してきた。

 「かくのは気持ちがいい。でも、かくのをやめないで薬を塗っても根本は解決しない。かかなければ、冬のかゆみは軽くなるし、アトピー性皮膚炎なども良くなる」と小林さん。

 アトピー性皮膚炎など特にかゆみが強い患者には、ノートに、起床後からの生活行動と、いつどんな時に何分ぐらいかいてしまったかを細かく記録してもらう。行動を自覚することが重要だからだ。

 どうしてもかゆい時はどうするか。かゆい場所に手が伸びたとき、気づいた段階で手を組むなどして、かく行為を別の行動に変えるといい。小林さんは「かけばかくほど皮膚の状態を悪くする悪循環を断ち切るには、考え方、行動のくせを変えることが大切」と話す。

 何かに集中し、夢中になっている時、人はかゆみを忘れる。強いかゆみを訴える人は、家庭や仕事などで強いストレスを感じている人が多いという。

 小林さんは、心の問題と皮膚症状の関係を研究する専門家による「日本皮膚科心身医学会」の理事を務める。患者たちの話をじっくり聞き、なぜかいてしまうのか、かかなくて済むようにするにはどうすべきかを共に考える。「かかないでいると、肌はきれいになる。それを目指して考え方を変えましょう」(石塚人生)

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