わたしの医見
医療・健康・介護のコラム
筒抜け 気の毒
東京都大田区 主婦 71
先日の投稿で、周囲に聞こえるほど大声で「
昨年11月に、地元の医院を受診した時のことだ。カーテンで仕切られた処置室の奥から、「先生、肛門の治療の患者さんはパンツをはいてもいいでしょうか?」と、看護師の大きな声が筒抜けに響いた。
別の患者に対応中の医師が承諾すると、若い男性が処置室から恥ずかしそうに出てきた。周囲の視線を気にする様子が、気の毒に思えた。医療従事者には、患者のプライバシーへの配慮を求めたいと改めて感じる。
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miikun
患者さんの病状が他の患者さんたちに筒抜けになることは良くないですね。 一方で、医師と看護師が口頭でやり取りする際に患者さんを取り違わないためには...
患者さんの病状が他の患者さんたちに筒抜けになることは良くないですね。
一方で、医師と看護師が口頭でやり取りする際に患者さんを取り違わないためには、患者さんの病状を付け加えるのが効果的であるという医療者側の事情もあります。患者さんの名前だけを言えば良いのにと思われるかも知れませんが、病状を聞かされた方が確実に記憶を呼び起こせるものなのです。
看護師が処置室から出てきて医師の近くで小声でやり取りすれば問題は少なそうですが、時間がかかって結果的に患者さんの待ち時間が長くなるかも知れません。根本的に解決するには医院の処置室や待合室の構造を変える必要があるかも知れません。
いろいろ考えると、小さいようで大きな問題です。
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