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自閉症の子ども、脳活動にムラ…後頭葉などで過剰に

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 発達障害の一種「自閉症スペクトラム障害」の子どもは、健常児に比べ、脳の活動が場所によって過剰になっているとする研究結果を、金沢大学の高橋哲也特任准教授らがまとめ、米科学誌に発表した。

 研究チームは、3~9歳の同障害の子ども43人が好きなアニメを見ている時の脳の様子を、神経活動に伴う微弱な磁場を測定する脳磁計で調べて、健常児72人と比較した。その結果、障害のある子どもは、健常児に比べて、聴覚をつかさどる両側頭葉や視覚をつかさどる後頭葉の活動が過剰になっていることがわかった。同障害の患者は、脳の活動を調整する機能に障害があるとみられており、今回の研究で裏付けられた。

 また、同障害で症状が重い子どもほど、言語や表現をつかさどる脳の前方部分の活動が低下していた。コミュニケーション力の低下と関連しているらしい。

 高橋特任准教授は「脳磁計の測定は簡単にできるので、病気の早期発見や治療効果の確認に応用できる」と話している。

自閉症スペクトラム障害 =自閉症やアスペルガー症候群を含む、対人関係を築くのが苦手な幅広い発達障害の総称。有病率は約1%。

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