コメディアン 加藤茶さん
一病息災
[コメディアン 加藤茶さん]大動脈解離(8)残ったドリフでコントを
重病説が2014年夏、流れた。旅番組に出演したが、ぼーっとして、ろれつが回らず、元気がなかった。
「ロケに行く前の日から手足が震えていた。ロケから帰ってきて、食事をとろうとしたら、食べられないぐらい手足が震えた。嫁さんがすぐに車で病院に連れて行ってくれて、そのまま入院となりました」
体が震えるパーキンソン病に似た症状が出る「パーキンソン症候群」と診断された。原因は、以前からの心臓病で飲んでいた薬の組み合わせで、胃薬が合わず、その副作用によるものだった。
「入退院を繰り返した。体がきつくて、このまま死んじゃうのかな、と思うこともあった」
15年に入って体調が回復してきた。 綾菜 さんは、新婚当時は夫の食べたいものを作っていたが、「今は偏った食事にならないよう、嫁さんが気を使ってくれて、感謝している。幸せです」。
ドリフターズはいかりや長介、荒井注が亡くなり、4人になってしまったが、もう一度やってみたい夢がある。「昔やったコントを、年とった今のドリフで演じてみたいんだ」と意欲を見せる。
よく話題にされる子作りは、「一昨年、病気で入院もしたし……」と口を濁しながら、笑った。(文・斉藤勝久、写真・加藤祐治)
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コメディアン 加藤 茶 さん(72)
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