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年収800万増なら「へき地」OK…東京勤務の若手医師

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 東京勤務の若手医師がへき地に異動するなら、年収が800万円近く増えないと満足しない――。日本医師会総合政策研究機構の坂口一樹主任研究員と滋賀大の森宏一郎教授が、医学部卒業後10年未満の若手医師1302人を調査し、就職条件の傾向を分析した。医師偏在の解消の参考になると期待される。

 調査は、国公私立の80大学の内科や外科など計1195診療科を対象に実施。年収、所在地、病床数、休日や当直数など8項目の条件が示された架空の求人票を、医師が1人あたり20枚ずつ評価し、就職したいか判断してもらった。

 へき地や離島の勤務は、大都市圏に比べ不人気で、就職先に選ばれる確率は15・1%低かった。現在の勤務地が大都市圏にあるほどこの傾向が強く、へき地の選択確率は東京では23・8%低下し、北海道・東北の低下は6・0%だった。

 一方、年収が100万円増えると選択確率は3・4%上昇した。現在の勤務地が東京の場合、へき地や離島勤務の不人気を年収だけで埋め合わせるには800万円近く引き上げる必要があるとの計算になった。北海道・東北は年収200万円程度の引き上げで済む。

 医師の性別で見ると、男性は女性の2倍も年収を重視する傾向があった。女性は男性に比べ、「当直の数の少なさ」や「同じ科の同僚の数の多さ」をより重視している。

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