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百人一首かるた…枚数減らし遊びやすく

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「字の並び方」興味引く

 冬休みに、家族で百人一首かるたを楽しんでみてはどうだろう。幼児や小学校低学年なら、枚数を減らせば遊びやすい。

 取り札の文字の配列を視覚的にとらえる工夫をすると、札を取る反応が速まり面白さも増すという。

 百人一首の中でも、飛鳥時代から鎌倉時代までの歌を集めた「小倉百人一首」は広く親しまれている。上の句を聞いて下の句が書かれた取り札を取る「百人一首かるた」の競技も盛んだ。

 「五色百人一首」は、小倉百人一首の100枚の札を青、桃、黄、緑、だいだいの5色各20枚にグループ分けしたもの。20枚だけで試合をするので、子どもにも取り組みやすい。

 今月初め、東京都文京区の湯島聖堂で開かれた五色百人一首の大会では、1試合の所要時間は3分ほどだった。初めて出場した同区の小学1年(7)は、10月から2か月間の練習で本番に臨んだ。試合結果は2勝2敗。「覚える札が少ないのでやりやすい。来年も出たい」と意欲を見せていた。

 東京都世田谷区立山野小学校の教諭、近江利江さんは、担任を務める4年生のクラスで、国語の時間の冒頭5分間で五色百人一首を2試合行っている。20枚なら達成感も得やすく、家族で百人一首をするようになった子もいるという。「歌の意味までは教えていませんが、いずれ、日本の伝統文化への興味につながれば」と期待する。

 競技かるたの段位認定を行う「全日本かるた協会」の鶴谷智子さんも「すべての札を使うと、1試合を終えるまでに時間がかかり、集中力が続かない。初めは枚数を減らしてやるといいでしょう」と話す。市販の五色百人一首を購入してもいいが、普通の百人一首の中から、好きな札を選んで遊んでもいい。

 鶴谷さんによると、子どもは、文字だけで構成された取り札を絵のように視覚的にとらえるのが得意という。

 札の中には、例えば「の」が横に並んだものや、各行の一番上が「な」「つ」「み」と並んでいて女の子の名のように見えるものがある。

 そこで、子どもと一緒に取り札を見ながら、特徴を発見したり興味を持ったりした札を選んで遊ぶようにする。札を取る反応が速まり、より楽しくなる。

上段右から(1)(2)、下段右から(3)(4)

 このほか、「けふ」「てふ」「ゑ」「ゐ」などの旧かなづかいが入っている札も、子どもは関心を持ちやすいという。

 鶴谷さんは「いったん興味を持てば、子どもはどんどん覚えます。親子で楽しく遊ぶことから始めてみては」と話している。

■視覚的な特徴がある取り札の例

 《》「の」が横に二つ並んでいる札。「目みたい」と表現する子も

 《》各行の一番上が「な」「つ」「み」と並んでいる札。「なつみちゃんの札」と名付けると覚えやすい

 《》ほとんどの下の句は14文字なので1文字分の空白が出るが、「字余り」(15文字)で最後まで埋まっている札もある

 《》16文字あるため、左の行だけ窮屈そうに6文字入っている札は1枚だけしかない

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