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腸内細菌を知ろう

元気なう

(3)つくり・育て・出す「三つの力」

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 「菌活きんかつ」という新語を見聞きするようになった。善玉菌を優勢にして腸内環境を整え、健康や美容を手に入れることだ。

 「菌活の究極の目的は、良いうんちを出すこと。大便は字の通り、体からの、特に腸からの“お便り”ですから」。理化学研究所特別招聘しょうへい研究員の「うんち博士」、辨野べんの義己さんはこう説明する。

 毎日、黄色か茶褐色で、バナナ形の2、3本分が理想的だ。これを出すために、辨野さんは、つくる力、育てる力、出す力の「三つの力」が必要という。

 まず、食物繊維を含む食事をしっかりととること。玄米、雑穀、いも類、豆類、野菜、キノコ、海藻、果物などだ。ヨーグルト、乳酸菌飲料や納豆もいい。

 「出す力」をつけるため、日頃からよく歩いて運動し、腹筋や腰回りの筋肉(腸腰筋)を鍛えておくことも欠かせない。

 ヨーグルトなどで口から入れた善玉菌の“寿命”は意外と短い。腸にとどまることなく、食べかすなどと共に便に混じって排せつされてしまう。元々すんでいる腸内細菌が、新参者によって自分の領域を脅かされるのを恐れ、追い出してしまうからだ。

 「でも、生きて腸に到達した善玉菌は腸内を通過中に、常在の善玉菌の増殖を促したり、悪玉菌の活動を抑えたりしているので、大丈夫」と辨野さん。

 ヨーグルトや乳酸菌飲料に使われている生きた菌は種類などが違うので、自分の健康状態や目的に合った菌を選んだ方がいい。「もし2週間続けても良くならなかったら、別のものにトライしてみましょう」(斉藤勝久)

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