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ボンジュール!パリからの健康便り

コラム

肥満、糖尿病対策で再評価…花の都で「1日1万歩」

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 パリは日が落ちるのが早くなり、夕方6時にもなると、すっかり暗くなってしまう。最近は雨も多く、何となくウォーキングを中止している。運動不足解消のために始めた1時間の帰宅ウォーキングは、健康にも良さそうだし、体重減少や体形の変化など確かに良い兆候は見られたが、やめると途端に運動量が減り、元の状態に戻ってしまった。

 WHO(世界保健機関)などは、1日に1万歩くことを推奨している。日本でも1964年の東京オリンピックのころから、健康のための1日1万歩はブームになったようだ。1万歩でおよそ300カロリー消費できるという。これは1日に運動で求められる最低限のカロリー消化量らしい。1万歩にかかる時間は、個人差はあるが、私の場合は1時間30分くらいだろうか。続けて歩くのが理想だと思うが、細切れに歩いても良いらしい。

 フランスでは肥満や糖尿病が増えているので、1日1万歩が見直されている。最近ではスマートフォンのアプリケーションにも万歩計があり、フランス人の友人や同僚たちにもこのアプリケーションを利用している人が多い。

 デスクワークの多い友人のひとりは、意識的に階段を使う、定期的に席を立ち、歩くようにするなどで1日平均5000歩から1万歩の達成に成功している。そのように意識すればできるのだろうが、運動だと思わずに、もっと歩こう、でもいい。パリの街は景色が美しく、歩くだけでも楽しい。

 フランスはランニングの人気が高く、一年中、マラソン大会を開催している。パリ・フルマラソン、パリ・ハーフマラソン、パリ~ベルサイユマラソン、ブローニュの森ハーフマラソンなど、毎月のようにどこかしらで開催しているので、大会参加を目標に掲げて練習している人も多い。早朝のパリでは出勤前にランニングする人も多く、セーヌ川の岸辺を走っている人の姿をよく見かける。テロ以降、そういった姿も少し減っているように感じていたが、最近はその数も戻りつつある。

 クリスマスが近づき、「暴飲暴食に注意」なんていう特集記事を目にすることも多くなってきたこのごろ。私は走るのは苦手なので、やはりウォーキングを復活させることにしよう。

■今週の一句

いつものカフェ ちょっとオシャレに クリスマス

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ボンジュール!パリからの健康便り_古田深雪_顔120px

古田深雪(ふるた みゆき)

1992年渡仏。
1997年より医療通訳として病院勤務。

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2件 のコメント

家の中を歩く

はな

海外で暮らす私には思わず「そう、そう」とうなづける場合が多く、毎回楽しみにしております。こちらの人々(北米)は、食べる量も違いますが、また、確実...

海外で暮らす私には思わず「そう、そう」とうなづける場合が多く、毎回楽しみにしております。
こちらの人々(北米)は、食べる量も違いますが、また、確実に肥満に向かう生活や食べ方をしているように見えます。
ぬるいソフトドリンクを飲めばすぐに気づきますが、砂糖水を飲んでいるようなものです。温度の冷めたお鍋の中のお肉の煮物が油で覆われていたら、それを食べていたことになると気付き、思わず危なかったと思うことがあります。買い物に行くには車が必需品。エスカレーター、エレベーターがどこにでもあり、階段を見ると「ああしんどい」とばかり、確実にエスカレーターを探しています。座り心地の良いソファーでTVを見、片手にはしっかりとビール瓶が。

痩せるために(?)ジョギングやウオーキングをしている人が多いようです。中にはどう見ても何かが違うという人もいます。食べる量を減らせば体重のコントロールはある程度出来そうなのですが、苦しい思いをして走って、そしてまた爆食い、爆飲。思わず笑ってしまいます。

私はといえば、一階と二階を行ったり来たりするように、我が家の日常品を分散させ、からだを動かすようにしています。アレ?これは意図的にしていたのかな?というわけではなく、片付けの悪い我が家の中で、結構歩いていることに気づきました。怪我の功名?

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霧の都では

セントパンクラス

ここロンドンは今年は暖冬で、現在でも気温が15度前後ありますが(例年は10度前後)パリも同じでしょうか? これも地球温暖化の影響なのでしょうね。...

ここロンドンは今年は暖冬で、現在でも気温が15度前後ありますが(例年は10度前後)パリも同じでしょうか? これも地球温暖化の影響なのでしょうね。市内各地に特設されたアイススケート場の氷が融けて困っているそうですし、冬物衣類が売れていないとのことです。また、北西イングランドでは2週間で3度の洪水に見舞われ、住民はクリスマスを祝うどころではなくなっています。
さて、霧の都(実は霧ではなく、石炭から出る煤煙がその正体でした)では車からの排ガスで今も大気汚染が深刻で、私の住むロンドン中心部では常にEU基準を上回る状態です。この汚染された空気を吸いつつウォーキング・・・まあ、毎日自宅から駅・バス停、駅・バス停から仕事先まで速足で移動しているゆえ、何もしないよりはいいと思っております。平和なクリスマスを。

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