文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

高崎尚樹の健康ルネサンス

健康・ダイエット

天国の湯!…きょうは冬至です

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

 2015年最後の原稿を、北国に向かう新幹線の中で書いている。今回の出張の目的は、政府が進める科学・技術研究の会議に出席するためである。我ながら、たいへんカッコいい年の瀬ではある。

 ただし、小難しい科学・技術研究については、優秀な同僚たちが真摯しんしに取り組んでおり、ポンコツな筆者は会議に出席することだけを目的としている。よって、車中では会議の準備など一切せず、ヨミドクターの原稿をセッセと書いている。

 さて、前回のコラムで予告した通り、今回の健康ルネサンスは、冬至ネタの定番、「柚子ゆず湯」を取り上げたい。「なぜに、冬至に柚子湯なのか?」である。

 「柚子湯に入ると、風邪をひかない」と、江戸時代から言い伝えられている。冬至(とうじ)と湯治(とうじ)の語呂合わせの意味もあり、柚子湯に入ると融通が利くという、こじつけだとも言われている。

 ただし、現代科学で柚子湯を分析してみると、何も入れていないお湯に比べて、柚子湯に入った際の「ノルアドレナリン」を比較すると、柚子湯は血管を拡張させ血流を良くする効果があることがわかる。血行と新陳代謝が促進されることで身体が温まり、風邪をひきにくくなると考えられる。

 また、柚子の皮に含まれるクエン酸やビタミンには美肌効果やヒビ・アカギレの防止も期待でき、その皮に含まれる油分は、湯冷めを防ぐとも言われ、柑橘かんきつの香りにはリラックス効果があり、快適な睡眠にも良いとされている。

 さらに詳しく知りたい方は、次のページから学んでいただいた上で、柚子湯を楽しんでほしい。

 ⇒東京都浴場組合

 ⇒高知県立大学健康栄養学部

 ここまで原稿を書いていたら、終着駅の新青森駅ホームに新幹線が滑り込んだ。 そう、今日の出張先は、青森県弘前市である。今年ブームとなった、ラグビーの五郎丸選手のルーチンは、もちろん五郎丸ポーズだが、出張に行く際の筆者のルーチンは出張先の現地の事前リサーチである。

 今回は、青森を舞台にした日本映画の名作「八甲田山」を見た。天気図を見ると、冬の低気圧と寒気団が津軽地方に近づいている。今回の出張を無事に終え、生還できたあかつきには、いち早く自宅に戻って柚子湯に入り、今年一年生き延びた喜びを満喫しつつ、新年、読者の皆さまに幸多かれと祈りたい。


 



 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

takazaki-Photo00-

高崎 尚樹(たかざき なおき)

株式会社ルネサンス 取締役常務執行役員ヘルスケア事業担当
経営学修士

【業務経歴】
1985年、ダイエーグループ入社。ホテル、スポーツクラブ等、レジャー・サービス事業担当。94年、ルネサンス入社。2006年、執行役員ヘルスケア推進部長。08年から現職。

【公的活動】
厚生労働省関連:公益財団法人 健康体力づくり事業財団理事、健康日本21推進全国連絡協議会幹事、国立研究開発法人 医療基盤・健康・栄養研究所協力研究員
経済産業省関連:日本版PHR研究会委員、次世代ヘルスケア産業協議会 健康投資WG委員などを歴任。

高崎尚樹の健康ルネサンスの一覧を見る

最新記事