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ギタリスト IMAJOさん

一病息災

[ギタリスト IMAJOさん]ジストニア(4)手術体験 ブログで伝える

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 ジストニアの手術を受ける際、医師には「術後、半年間、症状が出なければ、大丈夫」と言われた。だから、半年たってようやく安心した。手術前のライブでは「これが最後かも」と覚悟を決めたというサイキックラバーのボーカル、YOFFYヨッフィーさんも「しばらくは心配で仕方なかった」と振り返る。

 腕は動くようになったが、長年、無理な力を入れてギターを弾いていた癖がついている。それを修正するための練習を重ねた。「ある日のライブで『あ、(症状が)消えたな』と思った。うれしさと同時に、『僕、本当にジストニアだったんだ』と実感しました」

 ブログで手術を受けたことを報告したところ、同じ症状に苦しむミュージシャンたちから大きな反響があった。「手術は痛いのか」「お金はかかるのか」など、寄せられる疑問に、丁寧にメールを返した。

 「手術をするかしないかは、その人次第。リスクもあるから無責任にすすめられない。でも、自分に分かることは全部伝えたい」

 手術から6年近く。最近は更新していないブログだが、閉じられない。「当時の僕と同じように検索して、必死にメールをしてくる人たちがいるから。この病気のことを、多くの人に理解してもらいたいと思います」(文・鈴木美潮、写真・伊藤紘二)

 

 ギタリスト IMAJO(いまじょう)さん(38)

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