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ギタリスト IMAJOさん

一病息災

[ギタリスト IMAJOさん]ジストニア(2)「脳を焼く」治療にためらい

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 意思に反して右手を引っ張る「力」はどんどん強くなっていった。しなやかな手首の動きが大切なギタリストには、致命的だ。「違う生き物がいるみたいで、僕、何度も手を見て問いかけましたよ。『ねえ、どうしちゃったの?』って」

 手の動きを戻そうと力を入れてギターを弾くため、ライブでは何度も弦を切った。「手が曲がって、サインも出来ない。サイン会では、手首と肩をくっつけて固定してペンを握りました」

 痛みはなく、腱鞘けんしょう炎ではない。最初に疑ったのは飲酒の影響だが、それほどの大量飲酒はしていない。インターネットで調べるうちに「ジストニア」という病気に行き当たる。すべての症状が当てはまった。

 そんな中、本紙連載の「医療ルネサンス」の記事が目に留まった。ギタリストを目指す男性が、大学病院で脳神経の一部を高温で焼く手術を受けて、自然な腕の動きを取り戻した事例が紹介されていた。

 ジストニアは、脳から筋肉を過度に緊張させる誤った信号が出て発症する。脳の奥深くにある視床に針を刺し、神経の一部を焼くことでその信号を妨げることができるという。

 「脳を焼く、と知って、さすがに悩みました。でも、悩んでいる1年間にも症状はどんどん進行していった」

 そして、ある日、テレビの音楽番組収録で、手術を決意することが起きる。

 

 ギタリスト IMAJO(いまじょう)さん(38)

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