高崎尚樹の健康ルネサンス
健康・ダイエット・エクササイズ
正しく たのしい 健康づくり
仕事の関係で講演させていただくことが度々ある。先日は健康関連企業向けの展示会場で講演したが、遠目に見ても近くで見ても、なぜか高齢者を騙す詐欺師?のようにしか見えない自分の写真にガッカリしている。
しかし、世の中は「健康ブーム」に加え、「健康ビジネスブーム」真っ盛りである。多くの企業や団体が、独自のアイデアと商品で事業に取り組んでおり、私が講師を務める講演にさえ、たくさんの人が押しかけてくださる。仕事柄、さまざまな健康関連商品やサービスの「目利き」を頼まれることが多いのだが、私が「目が悪い」ことは周囲には気づかれておらず、少々気が引けている。
食品だけでも、飲むもの、舐めるもの、食べるもの、いろいろなモノがある。持ち込まれるサンプル品等を全て食べていたら、みるみる太りそうなので、私の代わりに周囲に太ってもらっている。写真の健康弁当は1食400キロカロリーで、味はしっかりしていておいしく、しかも食塩相当量1グラム程度である。おいしくて、ついもう1セット、「チーン!」したいところである。
こういうおいしい健康弁当は大歓迎であるが、世の中には多くの健康食や健康法があり、残念なことに間違っているものもある。自戒の意味も込めて、筆者の名刺には、「正しく たのしい 健康づくり」と一枚一枚スタンプを押して配っている。
しかし、運動することは、必ず体に与える影響があり、食事を制限することは、時につらいこともある。「正しく」「たのしい」という2つを両立させることは、健康づくりを仕事とする私たちの永遠のテーマでもある。
筆者は、この大きな問題に毎日果敢に立ち向かい、「自分なりに」(ここ重要!)人生を懸けて取り組んでいる。しかし、筆者も家庭では良き主人、良き父親でもあり、家内と娘の機嫌も取らねばならない。
家族が寝静まった深夜には、時々気分転換と歩数確保のため、近所へ散歩に出かけるのだが、その時の一つの癒やしは下町の闇に浮かぶスカイツリーの姿である(写真は我が家の前で撮影)。昨晩も、午前2時過ぎに5分ほどキレイな照明を楽しんでいたら、背後から突然声をかけられた。
「こんばんは。夜中に何処かへお出かけですか?」
高齢者の徘徊に間違われて、深夜に警察官から職務質問される自分が情けない。
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