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加齢のため?唾液出ない

 半年前から唾液が出なくなり、水を飲まなければ食べられません。口腔こうくう外科では「加齢のためでは」と言われています。高血圧治療薬を服用中です。どんな原因、病気が考えられますか。改善方法はありますか。(79歳女性)

唾液腺などの自己免疫疾患か

森山 雅文 九州大病院顎顔面口腔外科助教(福岡市東区)

 唾液が出ないドライマウスは様々な原因によって引き起こされますが、〈1〉全身性あるいは代謝性のもの〈2〉神経性・薬物性のもの〈3〉唾液腺自体の機能障害によるもの――に大別できます。原因により治療も異なるため適切な診断を行うことが肝心です。

 最近はドライマウスに対する社会的関心も高くなり、口腔外科に「ドライマウス外来」を併設する病院も増えています。

 質問者のように、中高年の女性であれば、「シェーグレン症候群」も考慮しなければなりません。シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺などの外分泌腺が障害される自己免疫疾患で、原因別では〈3〉に該当します。

 ドライアイやドライマウスが主な症状で、進行すると目と口の乾きがひどくなり、角結膜炎や口腔粘膜の萎縮、虫歯の増加などにより、日常生活に支障をきたします。乾燥症状は徐々に悪化していきますので、できるだけ早期に受診することが重要です。

 現在は、塩酸セビメリン水和物(商品名・サリグレン、エボザック)や塩酸ピロカルピン(同・サラジェン)などの内服薬が保険適応となり、乾燥症状に対して高い有効性が確認されています。使用法についても、各医療機関で工夫がなされています。

 薬の服用以外でも〈1〉よくかむ〈2〉酢の物など酸味のあるものを取る〈3〉耳下腺マッサージをする〈4〉口腔湿潤剤を使用する――など、日頃から唾液の分泌を促すよう意識することも大切です。

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