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いのちに優しく いまづ医師漢方ブログ

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「漢方内科」「がん漢方」…西洋と東洋医学で「いのちに優しく」

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 「先生の専門は、何ですか?」

 よく聞かれることのひとつに、私の診療の専門があります。そんなとき私は「外科です」と答えます。すると「漢方ではないのですか?」と聞かれますので「漢方も専門です。さらに、がんについて専門に診療を行っています」と付け加えます。

 私は栄養学、緩和ケア、在宅医療についても、大学で講義をしています。どれも専門だと言ってもよいかもしれません。ですから、私のクリニック(http://imazu.org)は、「内科、消化器内科、外科、肛門外科、放射線科 、漢方腫瘍内科(がん漢方)、漢方内科、漢方産婦人科」などを標榜ひょうぼうしています。

がん漢方って、何ですか?

 「がん漢方」についても聞かれます。私の造語です。日本中の1500人の医師・薬剤師の皆さんへ、がん診療で使う漢方薬について講義をさせていただいたとき、私が編集を担当した「がん漢方」(http://www.nanzando.com/books/42581.php)という本を教科書にさせていただきました。この中には、抗がん剤の副作用を軽くするためにどうやって漢方薬を使うかについて、薬理学的に説明しています。がんによって低下した食欲を改善するために使う漢方薬を様々な研究結果から説明しています。決して、言い伝えや経験だけの漢方ではなく、科学的なものだけをまとめたものです。

漢方内科って、何ですか?

 「漢方内科」では、西洋医学と東洋医学、両方を使った診察と治療を行います。例えば、風邪の患者さんの場合、胸の音がおかしく肺炎を疑えばレントゲンを撮らせていただきますし、抗生物質を飲んでもいただきます。漢方薬では、体力回復を目指します。決して、西洋医学だけ、東洋医学だけ、と分けて行うものではありません。両方ので診て、両方の手で触れ、両方の治療法で治していく、それが漢方内科です。

漢方産婦人科って、何ですか?

 漢方産婦人科では、内診はしません。女性のための漢方診療です。男性と女性では、同じ病気でも、使う薬が違います。薬の量も違います。使い方も違います。女性独特の症状、月経に関わる症状、妊娠・出産、更年期障害などを漢方薬で治していきます。

 今回で「いのちに優しく いまづ医師の漢方ブログ」は、150回を迎えました。これも応援して頂いた皆様のおかげだと、心から感謝しております。まだまだ、伝えたかったことがたくさんあります。もし、もっと知りたいという方には、2014年に出版した「89.8%の病気を防ぐ上体温のすすめ」(ワニブックス)や、2015年10月8日に出版する「115歳が見えてくる“ちょい足し”健康法」(ワニブックスPLUS新書)を参考にしてくださいね。そして、また、どこかで、皆様とお会いできることを心から楽しみにしております。最後に、皆様が楽しい毎日をお過ごしくださいますように、心からお祈りしています。

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いまづ医師の漢方ブログ_顔120

今津嘉宏(いまづ よしひろ)

芝大門いまづクリニック(東京都港区)院長

藤田保健衛生大学医学部卒業後に慶應義塾大学医学部外科学教室に入局。国立霞ヶ浦病院外科、東京都済生会中央病院外科、慶應義塾大学医学部漢方医学センター等を経て現職。

日本がん治療認定機構認定医・暫定教育医、日本外科学会専門医、日本東洋医学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医

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