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あなたの健康百科 by メディカルトリビューン

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1日5時間以上のTV視聴、エコノミークラス症候群での死亡6.5倍に

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全国の中高年を調査

 1日のテレビ視聴時間が5時間以上の人では、肺塞栓そくせん症、いわゆるエコノミークラス症候群によって死亡する危険性が6.5倍に高まることが、全国の中高年8万人を対象に行った調査(JACC study)で分かった。8月29日~9月2日に英ロンドンで開かれた欧州心臓病学会の会合で報告した大阪大学公衆衛生学の白川透氏は、長時間フライトと同じく、テレビを長時間視聴する場合は休憩時間を挟む、立ち上がる、水分を摂取するなどの予防策を取るよう勧めている。

1日2.5~4.9時間でもリスク3倍

 白川氏らは今回、JACC studyに参加した全国の40~79歳の男女を対象に、1日当たりの平均テレビ視聴時間などについて質問。回答が得られた8万6,024人(男性3万6,007人、女性5万17人)のデータを使い、テレビの視聴時間と肺塞栓症による死亡リスクとの関連を検討した。

 年齢や性別、喫煙、飲酒、運動習慣などの影響を除外して分析した結果、1日当たりのテレビ視聴時間が5時間以上の人では、2.5時間未満の人に比べて肺塞栓症で死亡する危険性が2.28倍高かった。さらに、年齢が40~59歳の人に限定すると危険性は6.49倍に高まり、2.5~4.9時間の人でも3.14倍になっていた。

 この結果について、白川氏は「長時間、下肢(脚)を動かさずにいることが、肺塞栓症による死亡リスクを高める一因として考えられる」と考察。テレビ視聴時には、休憩時間を挟んだり、立ち上がって歩き回ったり、水分を摂取したりするなど、エコノミークラス症候群と同様の予防策を講じることが必要との見解を示した。

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