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疲労に負けるな

元気なう

(3)仕事量を減らす努力

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 「累積疲労」の名付け親の心療内科医、堀史朗さんは、症状を初期、中期、末期の3段階に分類する。

 初期は、日常的に使われる「ちょっと疲れたな」というレベル。中期は、内科的な病気が原因ではないかと思ってしまう身体症状が出てくる。さらに悪化すると、心療内科や神経科などの専門医の診療も必要になってくる。末期は、身体症状が多岐にわたり、精神的なダメージも大きく、絶望感、対人恐怖、ついには自殺願望も出てくる。

 「中期は、寝ても寝ても眠くなります。ところが、末期になると反対に長く寝られなくなったり、入眠しにくくなったりする『リバース(逆)現象』が起こります」と堀さんは説明する。

 自力で治そうと考えている人たちに、堀さんは疲労をためない日頃からの対策として、生活の見直しを勧めている。まずは、仕事量を減らすこと。残業を含めた勤務時間を毎日1時間でも減らし、休日出勤や仕事の自宅への持ち込みをやめる。30分程度の昼寝もいい。

 口の中の粘膜や舌が荒れてヒリヒリしてきたら、疲労が累積してきた兆候だ。「その時は、ビタミンB2を多く含むレバーや牛乳、卵黄などを食べるのがよいでしょう」。音に敏感になるのも累積疲労の症状。外出などの時は、耳栓を利用したり、心の静まる音楽を聴いたりするのもよい。ラッシュを避けて、すいた時間帯に座って通勤するのも効果がある。

 疲労回復の目安は、眠りが深くなってきたら回復度20%。食欲が出てきたら40%、頭の働きが改善してきたら60%、意欲がわいてきたら80%。

 「自信が回復してきたら、完全に回復したといえるでしょう」

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