yomiDr.記事アーカイブ
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16歳美少女は、世界的てんかん啓発活動の創始者
キャシディー・メーガン(Cassidy MEGAN)さん 16
シンボルカラーの紫色の服やアクセサリーを身に着けて、てんかんへの理解を訴える「パープルデー」(3月26日)を9歳から母国カナダで始めた。
7歳で意識が一時的に遠のくてんかんの複雑部分発作と診断された。てんかんは100人に1人が発症する。決して珍しい病気ではないが、「友達にからかわれる」と、家族に病気を口止めした。1年後、地元のてんかん協会が学校で開いた講演会で、真剣に耳を傾ける同級生の姿を見て、病気を打ち明ける決心をした。自然に受け止める友達がいた一方、キャンプに誘ってくれなくなった友達もいた。
「世界中の人がてんかんを知り、つながる特別な日を作りたい」と、母親のアンジェラさん(46)に提案した。インターネットで呼びかけ、地域の学校十数校が参加した。翌年から米国のてんかん啓発団体が支援して、世界的なイベントに成長した。日本も今年から本格的に参加。現在、34か国100か所以上でイベントが行われている。
「娘は私の誇り」とアンジェラさん。次の目標は、学校の授業で、てんかんを学べるようにして、偏見をなくすことだ。(医療部 原隆也)
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