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性とパートナーシップ

妊娠・育児・性の悩み

セックスレスに悩んでいた男性(上)偶然目にした妻のメールに……

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 男性はセックスレスに関する本や情報を探しましたが、自身に役立つものはほとんど見つかりませんでした。何とか解決したいと、妻に再三話し合いを求めましたが、反応さえしてくれないようになっていました。

 「拒否するって、病気なんだと思う。家庭内暴力とかモラルハラスメントとか、明確な拒否理由がある人もいるだろうけれど、拒否するのに理由がない人だっているんじゃないかな。それはきっと自分でもわからない、一種の精神疾患みたいなものなんじゃないかって、そういうふうに自分を納得させていたと思う」

 そんな状態が続いた数年前のある日、何となく、妻の様子がいつもと違うことに気づきました。夫婦共有のパソコンを使っていると、閉じ忘れた妻のメールが目に入りました。ほかの男性とやり取りしているメールでした。顔がこわばるのがわかりながら、次々にメールを開いて読んだところ、明らかに妻がその男性に好意を持っている文面が並んでいました。男性の自宅も何度か訪ねたようで、妻はその男性と性的な関係を結ぶことを期待しているような言葉を送っていました。最終的に、妻は男性から断られたようで、実際には性的関係を結ぶことはなかったようでした。しかし、男性は何か自分の中で大事に守ってきたものが壊れるのを感じました。

 「ショックだった。俺も妻に愛情があったし、妻もセックスを拒んではいるものの、愛情は持ってくれているのだと思っていた。だけれども、妻の愛情は自分には向けられていなくて、ほかに向かっていたわけで、それまで妻と自分をつないでいたと思っていたものが、なかったんだとわかったから」

 それから、むなしい気持ちで毎日を過ごし、出張先の居酒屋で隣り合ったゆきずりの人と、ホテルに行くこともしました。バーで隣に座って意気投合した女性とキスをしたりもしました。

 「1回限りでの関係でも、風俗とは違う満足感はあった。だって一瞬のことであっても、自分を求めてくれているから。だけれども、それは長続きする関係じゃなく、すぐ終わる。その頃は、ずっと寂しかった」

 妻とのセックスレスも10年以上になり、男性は「もう妻との関係修復はあきらめよう。子どもの親として、協力できる関係でありさえすればいい」と考えるようになりました。ダブルベッドで寝ていたのが、初めてベッドを分けるようになり、妻は子どもと3人で、自分は一人で寝るようになりました。

 そんな気持ちに至った2年前、男性は仕事先で、ある女性と出会いました。年下の既婚者で、最初の印象は「美人だな」。笑顔がきれいで、同じ年の子どもの話題で話が盛り上がり、携帯電話の無料通話アプリ「LINE(ライン)」でたわいないやり取りを交わすようになりました。

 「その時は、全く下心なし。こんな大事な人になるなんて、思ってもいなかったんだ」

(続く)

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29件 のコメント

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憎しみや、殺意を感じないうちに別れるつもりです。
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正直に書くと

匿名さん

一人目を作る前までは 普通にH 生れてから レスに突入 ママさんがその気でない等の理由 二人目作る時に 排卵日に合わせ 数回のH 二人目生れてか...

一人目を作る前までは 普通にH
生れてから レスに突入
ママさんがその気でない等の理由
二人目作る時に 排卵日に合わせ 数回のH
二人目生れてからは 完全なレス突入

二人目が3歳に入ったころ 漸く ママも体に Bodyタッチしても
嫌がらなくなったが Hしたいとは 思わないくなった俺44歳

やはり 離婚を考えていたが 今は Hが無くてもOK状態
ただ 本音は まだ俺44歳が若い子をハント出来るうちに

早く死んでくれ と 思う自分もいる 

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