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防げ!熱中症

元気なう

(3)体温下げ水や塩分補給

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 熱中症といっても、めまい、立ちくらみ、大量の汗、筋肉痛といった症状の軽いものから、頭痛、吐き気、けいれん、意識を失うといった重症まで様々だ。昭和大学の三宅康史教授(救急医学)は「暑さで具合が悪くなったら、迷わずに熱中症と思って応急処置などしてほしい」と早めの手当てを呼びかけている。

 まず意識の有無を確認する。意識がない場合は、すぐに救急車を呼んで医療機関を受診する。意識がある場合の応急処置としては、体温を下げることと、水や塩分を補給することの2点が重要だ。

 体温を下げるには、風通しの良い日陰や冷房の利いた屋内へ移して、服をゆるめて休ませる。首やわきの下、太ももの付け根といった太い血管の通る場所を、氷のうなどで冷やすと効果的だ。

 水や塩分の補給では、自分で飲めない場合は医療機関を受診する。できる場合は、水、経口補水液、スポーツドリンクなどを飲むと良いが、注意が必要だ。

 経口補水液にはナトリウムやカリウムが含まれるため、高血圧、糖尿病、腎臓病など持病のある人は医者と相談した方がよい。健康な人も1日に飲む量の目安がある。三宅教授は「高齢者などでは、3食きちんととった食事に塩分が多いケースがある。この場合は、経口補水液でなくて水だけでも十分」と指摘する。

 運動後には、糖分が含まれるスポーツドリンクがお薦めだが、カロリーが高いので日常的に飲み過ぎないことが大切だ。

 応急処置をしたら、しばらく安静にして体を休める。それでも症状が回復しない時は医療機関でみてもらおう。(山田聡)

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