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外側にずれている親知らず

 左右の上の親知らずの先がとがっていて、舌に当たって痛みます。最近生えてきた左奥の下のものは外側に少しずれています。問題のある歯は抜くしかないでしょうか。どんな対処法がありますか。(48歳女性)

咬合調整、矯正治療などで対処

柴原 孝彦 東京歯科大口腔(こうくう)顎顔面外科教授(東京都千代田区)

 親知らずは「第三大臼歯」のことで、18~20歳頃に生え始めます。上下左右に各1本、計4本ありますが、もともとない人もいます。場所が不足して生えないことや、歯が埋まった状態になること、手前の歯を圧迫して傾いて表に出ないケースなどもよくあります。

 30歳以降に新たに生えることはなく、最近出てきた質問者の歯は、実際には加齢で歯肉が退縮し、歯の頭が露出したとみられます。

 親知らずは部分的に歯肉がかぶった形になることが多く、清潔に保つのが難しいため炎症を起こしやすくなります。智歯ちし周囲炎と呼ばれます。汚れないようよく歯磨きすることが重要です。炎症を繰り返す時は歯を抜くのが適当と考えます。とがった親知らずは削れますが、限度があり、再発することもあります。

 質問者の左下の歯は外側にずれているようですが、生える方向が比較的まっすぐで、上顎とのかみ合わせに問題がなければ残すこともできます。ずれた親知らずは咬合こうごう調整、矯正治療などで対処する必要があります。また、親知らずは、隣の歯が欠損し、人工物で補う際の支台として使うなどの利用法もあります。

 一方で、生える方向が悪く、かみ合わせに関与していないならば抜いた方がいいかもしれません。ずれた親知らずが周囲の粘膜に慢性的な刺激を与え、ひどい口内炎を引き起こし、治療が難しくなることもあるので注意が必要です。

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