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防げ!熱中症

元気なう

(1)天気把握し活動控える

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 夏本番。6~9月に「日射病」など熱中症の症状を訴えて病院を訪れた人は国内で毎年平均約33万人もいる。厚生労働省が管理する過去5年分のレセプト(診療報酬明細書)を分析してわかったもので、2013年は、関東地方の梅雨明けが平年より約2週間早かったことから、40万7948人にも上った。

 「熱中症は、体が高温にさらされて発症する病気の総称です」と言うのは、レセプトを分析した昭和大学の三宅康史教授(救急医学)だ。熱中症の症状は、めまい、立ちくらみ、筋肉痛、大量の汗といった軽いものから、頭痛、吐き気、けいれん、意識を失う重いものまで様々だ。

 発症時期のピークは、梅雨明け後の7月中旬から8月上旬で、時刻は正午~午後3時頃が多い。「気温や湿度が高く、風が弱い、日差しが強いといった条件がそろう時は要注意」と三宅教授。患者は、大きく分けて2通りある。運動や作業中の若者と、日常生活の高齢者だと言う。

 熱中症の3分の2を占める「運動や作業中の発症」は、炎天下が多いが、屋内でのケースもある。湿度が高く、風がないと、汗をかいても蒸発せず、体温が下がりにくいからだ。

 運動や作業中に熱中症にならないためには、事前に天気予報をチェックして活動を控えることが大切だ。

 三宅教授は「運動などでは、『自分との闘い』につい頑張ってしまい、熱中症になることが多い。大量の汗など、おかしな症状に周囲が気づいてあげることが大切」と話している。

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