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喘息患者でも運動を! 喉の過敏性が低下、生活の質も改善

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ブラジル研究

 喘息(ぜんそく)患者は喉の粘膜が敏感になっているため、発作を恐れて運動を避ける人は少なくない。しかし、有酸素運動をすることで喘息患者の喉の過敏性が下がったと、、ブラジル・サンパウロ大学のセルソ・カルバーリョ准教授らが6月10日発行の英医学誌「Thorax」(電子版)に報告した。生活の質(QOL)も改善したという。

薬による治療の補助に

 喘息患者の運動は,体の能力や全体的な生活の質を高め,薬の必要性を減らすことが指摘されている。一方で、運動することで喘息発作を引き起こす恐れもある。そうしたメリットとデメリットのどちらが上なのかを調べた研究は少なく、確証は得られていなかったという。

 今回の研究では,中等症~重症の喘息患者58人(年齢20~59歳)を,有酸素運動をするグループとそうでないグループに分け、12週間追跡調査をした。なお、有酸素運動をしない対照グループは、喘息に関するレクチャーと1日30分間のヨガ式呼吸法の実践を週2回実施。有酸素運動グループは,対照グループのプログラムに1日35分間のトレッドミル(ランニングマシン)運動を週2回を追加した。

 その結果、有酸素運動グループでは,開始前と比べて喉の粘膜の過敏性が改善。炎症を示す血液検査の値(インターロイキン-6、MCP-1)が下がり,アンケートによる生活の質も改善していた。また,有酸素運動グループでは期間中に喘息が悪化する頻度が対照グループよりも少なく,最大酸素摂取量や有酸素能力といった持久力も向上していた。

 カルバーリョ准教授らは「今回の結果は,薬による治療の補助として有酸素運動を追加することで,喘息の状態を改善できること示唆している」と結論している。

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