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予防医学研究者・石川善樹の「続けたくなる健康法」

コラム

休日明けの「社会的時差ぼけ」解消法

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 こんにちは。

 予防医学研究者の石川善樹です。

 「休日明けの月曜日は、なんとなく体がだるいな・・・」という方はいませんか?

 それはもしかすると、「社会的時差ぼけ」が原因かもしれません。

 あまり聞いたことがない言葉かもしれませんが、「社会的時差ぼけ」とは、平日と休日で睡眠のリズムが違うことで起こる現象です。


 日本人の多くは、休日に寝だめをします。

 すると、いつもより起きる時間が2~3時間ズレてしまいます。

 このズレを、体は「時差」として認識するのです。

 たとえば、海外に旅行へ出かけると、時差で頭がぼんやりしたり、体が重くなったりした経験はないでしょうか? 実はそれと同じ現象が「社会的時差ぼけ」で発生するのです。

 だから、もし月曜日から疲れているとしたら、それは「社会的時差ぼけ」を疑った方がいいかもしれません。

 では、どうすれば解決できるのか?

 つらいかもしれませんが、平日も休日も同じ時間に起きることが、結果的に1週間を楽に過ごせる近道なのです。

 ……とはいえ、「休日も朝から起きるなんてできないよ!」という方が多いかもしれません。そんな方のために、今日は月曜日からできる「社会的時差ぼけ解消法」を1つご紹介したいと思います。

起床前16時間は何も食べない

 ハーバード大学のクリフォード・サパー教授は、体を飢えた状態にすることで、睡眠サイクルがうまくリセットできると報告しています。

 ずばりそのコツは、「起床前16時間は何も食べない」ことです。

 たとえば、平日の起床が朝8時の方であれば、前日の午後4時以降は何も食べないようにします。こうすることで、睡眠のリズムがうまく整ってくるのです。

 ちなみにこの方法は、海外渡航に伴う時差ぼけを解消する手段としてよく使われます。

 私自身、海外にいく度に、ひどい時差ぼけに苦しんでいました。

 しかし、この方法を知ってから、「現地の朝に合わせてその前16時間は何も食べない」ようにすると、時差ぼけがとても軽くなったことを痛感しています。

 もちろん、その代償として「飛行機の中でおなかが減る」という苦しみと戦わなければなりません。

 でも、結局のところ、「現地についてから数日間時差ぼけで苦しむ」よりは、「飛行機の中でお腹をすかせる」方がまだましだと思い、機内では水をチョビチョビ飲んで我慢しています。

 ……さて、話を元に戻しましょう。

 とかく現代人は、どうしても夜更かしが続き、睡眠リズムが乱れています。

 そのため、月曜からなんとなくダルいという、「社会的時差ぼけ」に苦しんでいる人が多いと思います。

 そういう時は、お腹をすかせた状態を保つことで、乱れた睡眠サイクルを一気にリセットしてみてはいかがでしょうか?!

 ただ、お腹がすくという代償とも戦わないといけないので、本当の解決方法は、「平日も休日も決まった時間に起きる」ということにつきます。

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予防医学研究者・石川善樹の『続けたくなる健康法』_顔120px

石川善樹(いしかわ よしき)

 予防医学研究者・医学博士。(株)Campus for H共同創業者。1981年 広島県生まれ。東京大学医学部健康科学科卒業、ハーバード大学公衆衛生大学院修了後、自治医科大学にて博士(医学)取得。「人がより良く生きるとは何か」をテーマとして、企業や大学と共同研究を行う。専門分野は予防医学、行動科学、機械創造学、マーケティング等。

 著書に「疲れない脳をつくる生活習慣」(プレジデント社)など。最新刊「ノーリバウンド・ダイエット」(なとみみわさんとの共著、法研)が2017年1月19日に発売。

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