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乳がんの患者セミナーやラン&ウォーク、ファッションショー…
働き盛りの女性たちが死亡するがんのトップは、乳がんです。女性たちが乳がんで苦しまないようにするために、乳がんについて正しい知識を持つことが大切になります。そんな強い思いのひとつとして、2015(平成27)年7月4日(土)東京国際フォーラム ホールD7にて、第23回日本乳癌学会学術総会 患者セミナーが開催されます。
座長は、北里大学病院乳腺・甲状腺外科の谷野裕一先生です。谷野先生とは約20年前、一緒に勉強をした仲間です。このセミナーへの参加は無料です。ぜひ皆さん、ご参加くださいね。
医師として働く中で、常にがん診療を中心に行い、乳がんの患者さんも数多く診察させていただいております。私のクリニックには、乳がん治療による体調の悪化や薬の副作用などのいろいろな悩みを抱えた方がたくさんいます。
ホルモン療法の副作用によるホットフラッシュや筋肉痛、関節痛など、はっきりとわかる症状の場合はいいのですが、言葉にできないような不調や気分の変化などで悩んでいることが多いようです。主治医へ相談しても、取り合ってもらえず、ひとりで苦労している方がまだまだたくさんいらっしゃいます。自分ひとりで考え、悩んでも解決できないことが、たくさんあると思います。そんな方に少しでも明るくなってもらおうと企画された催しがあります。
日本乳癌学会は7月5日、東京都江東区のシンボルプロムナード公園で、ランニング&ウォーキングイベント「RUN&WALK for Breast Cancer Survivors」を開催し、同日11時10分から、公園特設ステージで、乳がん体験者の皆さんによるファッションショーが行われます。実際に乳がんを経験した人たちが、自分たちの手で作り上げたファッションショーです。どうか、多くの皆さんに楽しんでもらいたいものです。
関連記事:日本乳癌学会、ランニング&ウォーキングイベント初開催…7月5日
元気で、明るい女性が、活躍できる日本をつくるためにも、乳がんを早期発見、早期治療する必要があります。20歳でも乳がんになる危険性があることを知ってもらい、日頃から、自己検診をされることをお勧めします。
どうか、皆様が、いつも元気で明るい毎日を送ることができますように、心からお祈りしています。
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