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天気と病気

元気なう

(3)梅雨時に増える“重だる脚”

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 脚がだるく、重く感じるのも、天気の影響がある。梅雨時の6月は、“重だる脚”を訴える人が特に多い。

 医療・健康用品製造販売の「ピップ」の調査によると、脚のだるさを訴える人は3月から徐々に増え始め、6月にピークを迎えて、8月まで多い状態が続く。

 「3~8月は気象変動が大きく、特に梅雨の時期は気圧低下と、湿度、気温が上昇して“重だる脚”を訴える人が増えている。単に個人の体力の問題ではなく、天気の要因もあります」。看護師で足裏療法家の市野さおりさんはこう説明する。

 気圧が下がると、外から脚にかかる圧力が弱くなるため、筋肉が緩む。体内循環をよくする「筋肉ポンプ」が働きにくくなり、血液の循環機能が低下。湿度が上がると、皮膚から水分が蒸発しにくく、体温調節が乱れる。温度も湿度も高いと自律神経が乱れやすく、代謝や排せつ機能が低下。下肢にたまった水分が“重だる脚”の原因になる。

 「脚のだるさは、女性には、冷え、むくみに次いで3番目に多い深刻な悩み。しかし、ほとんどの人は天気の影響があることを自覚していません」と市野さん。

 “重だる脚”は太もも、ふくらはぎ、足部(足底、足指)の三つの筋肉ポンプが緩んでうまく機能せず、血管やリンパ管の循環が悪くなった結果ともいえる。

 強めのシャワーで、そけい部から足指まで水圧マッサージするのも、ケアとして有効だ。「太ももまである着圧ストッキングや靴下で圧力をかけ、筋肉ポンプの作用をサポートして、脚全体をケアするのもよいでしょう」(斉藤勝久)

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