文字サイズ:
  • 標準
  • 拡大

医療相談室

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

38歳の娘 側わん症が悪化?

 38歳の娘は10年間、肩こりや腰痛に悩まされ、整体の施術も効きません。しゃがむと肩甲骨が盛り上がり、右肩を上げて歩きます。中学の頃、側わん症で通院し、「これ以上進行しない」と言われましたが、悪化したのでしょうか。治療法はありますか。(63歳女性)

成人後に進行のケースもある

町田 正文 村山医療センター骨・運動器疾患臨床研究センター長(東京都武蔵村山市)

 脊柱側わん症には、わん曲が軽く、ねじれを伴わず、足の長さの違いや痛みなど、原因を取り除くと解消される「機能性側わん」と、脊椎がねじれて脊柱が側方に曲がり、正常な状態に戻らなくなった「構築性側わん」があります。「構築性」には原因不明の「特発性」と原因が分かっている「症候性」があります。

 相談者のケースは、過去の経過などから特発性側わん症だったと考えられます。このタイプが全体の約8割を占め、家族内での発症が多く、発症に関わる遺伝子も分かってきています。

 特発性側わん症は、発症年齢によって乳幼児期(3歳以前)、学童期(4~9歳)、思春期(10歳以降)に分けられます。最も多いのが思春期のもので、患者の多数が女性です。胸椎が右方向に曲がる「右凸胸椎側わん」と胸腰椎が左方向に曲がる「左凸胸腰椎側わん」が多いなど、型にも共通性があります。

 将来の進行を予測するのは難しいのですが、一般に若年発症例、女子では初潮前や骨が未成熟な時期の発症例は進行しやすいとされています。また、側わんが30~35度以上の症例は成人後に進行することがあり、慎重な経過観察が必要です。

 整体などでは側わん症は治せません。鎮痛剤やリハビリでも症状が治まらない場合は、変形矯正固定術などの手術が有効なこともあるので、整形外科の専門医に相談してください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • チェック

医療相談室 新着回答

一覧へ

相談を投稿する

オンライン相談の投稿ができるのは、読者会員に限ります。

  • 相談と回答は紙面に掲載されることもあります。また、外部配信することもあります。すべての相談にはお答えできません。また、個別には回答いたしません。

直接相談する

24時間電話医療相談サービス

相談するには

オンライン相談の投稿ができるのは、読者会員に限ります。読売新聞ご購読者で読者会員登録をされた方が、有料(プラス)登録すると、電話による医療相談が24時間365日ご利用いただけます(相談料・通話料は無料)。

読売新聞読者会員の有料登録は、月額220円(税込)です。

一般会員向け有料サービスは2020年1月31日をもって終了いたしました。このため、一般会員向け有料登録の受け付けを停止しております。